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» 2020年07月20日 07時00分 公開

進まぬマイナンバーカードの普及 ポイント還元は起爆剤になるか (2/4)

[産経新聞]
産経新聞

ナベツネ氏は愛用?

 なぜ、マイナンバーカードはこれほどまでに普及しないのか。その問いに、麻生太郎財務相は20年1月の記者会見で「俺の知っているかぎり、最もこのカードを利用しているのは読売新聞の渡辺恒雄って人ですな」と冗談交じりに語ったことがある。

 運転免許証を返納した高齢者などは、身分証として重宝しているが、それ以外の用途があまりないことを麻生氏の独特な言い回しで説明したのだ。

 実際、マイナンバーカードを持っている人でも、身分証以外で利用する機会があまりないのが現実だ。例えば、マイナンバーを持っていれば住民票や戸籍などをコンビニエンスストアで取得できるようになるし、確定申告もオンラインで可能だ。しかし、こうした手続きは1年に何度も行うものではない。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って実施された10万円の特別定額給付金では、マイナンバーカードを使ったオンライン申請で、多くの人が暗証番号を忘れて、再発行手続きをしに役所に殺到するなど混乱した。このことも、マイナンバーカードを使う機会が乏しいことの表れといえる。

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