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» 2020年07月22日 07時00分 公開

家電業界で3兆円争奪戦始まる 10万円給付金が市場に (1/2)

新型コロナの影響で落ち込んでいた国内消費が力強さを取り戻しつつある。10万円給付金や巣ごもり需要などの影響で家電製品は前年を上回る売れ行きをみせている。家電業界などでは給付金のうち消費に回ると見られる3兆円の争奪戦が始まった。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた国内消費が、少しずつ力強さを取り戻しつつある。1人10万円の特別定額給付金や、在宅勤務を含む「巣ごもり」需要がけん引し、家電製品などは前年を上回る売れ行きをみせている。総額12.8兆円規模の給付金のうち、実際に国内で消費に回るとみられるのは3兆円程度。全国の給付率はようやく9割に達し、争奪戦が本格的に始まった。

photo 来店客でにぎわう洗濯機売り場=16日、東京都千代田区のビックカメラ有楽町店(三尾郁恵撮影)

 「洗濯機や冷蔵庫、エアコンといった生活家電とテレビが売れている。給付金は5人家族だと50万円。影響はあるだろう」。

 家電量販大手、ビックカメラの販売担当者は活発な夏商戦に胸をなでおろす。

 5月25日に緊急事態宣言が解除されてから、店舗への客足は目に見えて戻り始めた。グループのコジマを合わせた6月の売上高は、前年同月比109.2%と4カ月ぶりにプラスへ転じた。

 筆者は平日の16日午後すぎに有楽町店(東京都千代田区)を訪れてみたが、洗濯機やテレビなどの売り場はコロナ前と変わらないくらいにぎわっていた。

 洗濯機は縦型より高額なドラム式、テレビはインターネット動画配信を手軽に視聴できる大画面の最新モデルの商品が人気だ。テレビの場合、期待された五輪特需は空振りとなったが、2009〜11年の家電エコポイント実施時に購入した製品が買い替え時期を迎えていることが追い風となっている。

 エアコンは、大型連休後に蒸し暑い日が増えたことが幸いした。富士通ゼネラルは、4月から直近までの量販店での販売台数が、天候不順で低調だった前年同期を10%近く上回り、例年並みだった18年と比べても同水準で推移。「在宅時間の増加で、書斎や子供部屋に設置する2台目を買う人が多い」という。

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