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» 2020年07月28日 07時00分 公開

「なぜ生きなければ」ALSの女性、ブログにつづった苦しみ 医師の嘱託殺人容疑事件 (2/2)

[産経新聞]
産経新聞
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 だが、心は揺れ動いていたようだ。ブログを通じて出会ったある患者に向けて、「病の恐怖に怯えながらも、心の別の部分で今出来ることを考えて欲しい、私みたいな身体になる前に」とアドバイスする書き込みも。同年8月25日にはALSの新たな治療法や新薬のニュースに言及、「『スイスで安楽死を受ける』と言う挑戦をしばらくお休みさせてください」とつづるなど、病を克服して生きたいという思いがうかがえる。

 だが容体が悪化すると、安楽死への思いを募らせるような記述が目立つように。外出したいと思っても、他人と自分を比較してしまうと打ち明け、「自分はあんな普通のことさえできない身体なんだな、、、と身にしみて感じる」「どんな楽しいことを計画しても、こんな身体で生きるこの世に未練はないな、、、と思ってしまう」と吐露。昨年6月13日には鏡に映る自分の姿に、「操り人形のように介助者に動かされる手足。惨めだ。こんな姿で生きたくないよ」とつづっていた。

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