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» 2020年07月30日 07時00分 公開

オムロンが「ロボット統合コントローラー」 生産ラインの設計や運用をリモートで

制御機器大手のオムロンは29日、ロボットと制御機器の操作を一つに統合して連携を高める「ロボット統合コントローラー」を31日に発売すると発表した。

[産経新聞]
産経新聞

 制御機器大手のオムロンは29日、ロボットと制御機器の操作を一つに統合して連携を高める「ロボット統合コントローラー」を31日に発売すると発表した。生産ラインに導入することで複雑な作業をロボットに任せられるほか、生産ラインの設計や運用をリモート(遠隔)で行え、新型コロナウイルスの感染予防で求められる生産現場の省人化に貢献できるという。

photo オムロンのロボット統合コントローラーで愛知県刈谷市にあるロボット(右上)を遠隔操作するデモンストレーション=29日、京都市下京区

 同社によると、従来は別々だった制御機器とロボットのコントローラーを一つにすることで、生産ラインの工程で機械同士の連携を向上させることができるという。

 人手に頼っていた部品の組み立てなどの複雑な作業をロボットに任せられるほか、作業工程のタイムラグが減り、同社のテストではラインの生産能力が23%向上。バーチャル(仮想)上での生産ラインの設計や運用も可能になり、技術者がオフィスや自宅のパソコンから、海外工場の生産ラインをリアルタイムで調整することもできる。

 システムの導入には同社製のロボットや制御機器で統一することが必要。同社は生産ラインを新設する自動車部品やデジタル機器のメーカーを中心に、年間200システムの販売を目標にしている。

 29日に京都市の本社で開いた発表会見で、同社ロボット推進プロジェクトの山西基裕本部長は「生産人材や技術者の枯渇という社会的課題の解決だけでなく、バーチャルやリモートといった新しいものづくりの世界にチャレンジしていきたい」と述べた。

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