ITmedia NEWS >
ニュース
» 2020年07月30日 07時00分 公開

「オンラインがリアルな展示会を補完する体制づくりが必要だ」 年間34兆円の経済効果、展示会も新様式 (1/2)

コロナ禍を逆手に、オンライン化してこれまでとは異なる顧客や商機を開拓しようとする機運も高まっている。

[産経新聞]
産経新聞

 企業が新製品や新技術を披露する展示会や見本市が「新しい様式(ニューノーマル)」を模索している。世界で年間34兆円超の経済効果を生んでいるが、国内では新型コロナウイルスの影響で500件近くが休止、延期している。そんな中、緊急事態宣言後初となる大規模展示会が29日、大阪で開幕した。商品に触れ、対面で商談する集客イベントのため、入場制限を行うなど感染症対策を強化する。一方、コロナ禍を逆手に、オンライン化してこれまでとは異なる顧客や商機を開拓しようとする機運も高まっている。(藤原由梨)

photo インテックス大阪で開幕した緊急事態宣言後初となる大規模展示会「関西ホテル・レストラン・ショー」=29日午前、大阪市住之江区(鳥越瑞絵撮影)

中小企業にとって大きな商機

 宿泊、外食産業界の企業が96社、175ブース出展する「関西ホテル・レストラン・ショー」(日本能率協会など主催)が29日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開幕した。日本能率協会によると、今春以降、国内初となる大規模展示会で、31日までの期間中、延べ約8千人の来場を見込む。

 コロナ禍を受け、料理を配膳する搬送ロボットや非接触型の体温測定器などが展示されるほか、衛生管理にまつわるセミナーも実施。担当者は「中小企業にとって直接商品を見てもらえるビジネスチャンス。展示会は顔と顔を合わせて商談することが重要で、コロナ対策を徹底しながら開催していく」と話す。

photo 接客などができる「スマートモバイルロボット」の展示=29日午前、大阪市住之江区(鳥越瑞絵撮影)
photo インテックス大阪で開幕した緊急事態宣言後初となる大規模展示会「関西ホテル・レストラン・ショー」=29日午前10時37分、大阪市住之江区(鳥越瑞絵撮影)

 展示場の同時利用人数が5千人を下回るよう、来場者は原則インターネット上で来場日、時間帯を事前登録した。看護師も会場に常駐している。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.