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» 2020年10月22日 07時00分 公開

漫画・アニメ・ゲームの資料収集と閲覧の強化 「MANGA議連」法案提出へ

超党派の「MANGA議連」が臨時国会に、漫画やアニメ、ゲームの資料などの保存・活用を目的とした「メディア芸術ナショナルセンター」の整備・運営などに関する法律案を提出する方向で調整している。業界の人材育成や観光客誘致などが目的。

[産経新聞]
産経新聞

 超党派の「MANGA議連」(古屋圭司会長)が26日召集の臨時国会に、漫画やアニメ、ゲームの資料などの保存・活用を目的とした「メディア芸術ナショナルセンター」の整備・運営などに関する法律案を提出する方向で調整していることが21日、分かった。日本のソフトパワーを支える人材の育成や、外国人観光客の誘致などを後押しする狙いがある。議連幹部が明らかにした。

 法案は購入や寄贈などを通じて資料を一元的にセンターに集めた上で、利用者が閲覧できる機会を積極的に設け、業界に関係する人材の育成や外国人観光客の誘致などに寄与することを目的としている。議連幹部によると、国会図書館が保有している資料をデジタル化し、センターでの閲覧を可能にすることなども検討している。

 議連は22日、漫画家の赤松健氏らとともに首相官邸で坂井学官房副長官と面会し、法案の趣旨を説明する予定。また、海賊版対策や、新型コロナウイルスの影響で開催に支障が生じている国内のコミックマーケットへの支援なども求める方針だ。

 加藤勝信官房長官は20日の記者会見で、アニメーション映画「劇場版『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』無限列車編」や人気漫画『進撃の巨人』に言及。日本のアニメなどについて「海外でも大変高く評価されており、わが国が誇る文化として重要だ。引き続きこうした分野への支援にしっかりと取り組んでいきたい」と強調した。

 外交に詳しい自民党参院議員は「海外の子供は日本の漫画やアニメを見て育っており、それが『日本びいき』となる一因になっている。為政者の中にも影響を受けた人が増えてきた」と述べ、日本の漫画、アニメ、ゲームが秘める可能性に期待感を示した。 

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