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» 2020年11月19日 07時00分 公開

カナダ発の“Amazonキラー” 世界をよくする仕事を ショッピファイ・ジャパン、マーク・ワング代表 (1/2)

「Amazonキラー」の異名で急成長を遂げているshopifyの日本法人は、小規模事業者でも簡単にオンラインストアを展開できるよう支援を行い、存在感を高めている。マーク・ワング代表は「世界を良くする仕事」を志している。

[ZAKZAK]
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 「Amazonキラー」の異名で、株式時価総額は10兆円を超えるカナダ発の急成長企業だ。小規模事業者でも簡単にオンラインストアを開設し、国内外でEC(電子商取引)を展開できるよう支援を行い、日本市場でも存在感を高めている。日本法人を率いるトップは、ニューヨークの金融業界やアジアの開発支援を経て、「世界を良くする仕事」を志している。(中田達也)

photo 家族でスキーを楽しむ

 ――「Amazonキラー」と呼ばれています

 「われわれはAmazonを排除しようとしているわけではなく、哲学が違うと思っています。われわれの哲学は、コマース(商取引)を全ての人にとって良いものにしていくというものです」

 ――具体的な違いは

 「ショッピファイで構築したオンラインストアで買い物する際、ショッピファイ上ではなく、それぞれの事業者のお店でショッピングしている感覚になると思います。このあたりがAmazonなどとかなり違うところです。事業者の方々をコントロールしようとしているわけではないですし、われわれ自身が商品を販売しているわけでもありません。事業者の方々が成長し成功するために必要なテクノロジーやプラットフォームを提供しているということで、Amazonキラーと呼ばれているのかと思っています」

 ――そう呼ばれることをどう思いますか

 「褒め言葉だと受け取っています。Amazonはあらゆるコマースをコントロールしている巨人ですよね。われわれの事業がある程度、成功しているということの証だと思っています」

 ――ショッピファイの日本での成長性は

 「日本でショッピファイのビジネスは力強く成長しています。上半期は新型コロナウイルスの影響もあって、売り上げが前年比で240%という記録的な数字になりました。これは世界のどの地域よりも急速な成長です」

 ――中小企業や個人への支援策を発表しました

 「ショッピファイの製品やミッションは、小規模な事業を支援することです。売上高数十億ドル規模の大企業にも使っていただいていますが、同じプラットフォームを小規模な事業者さんに提供することで競争力を得て頂きたいと考えています。越境取引を支援する複数通貨の決済や複数言語の取引などにも対応していて、国外の市場で売り上げを得ることが難しかった事業者の方たちも、われわれの機能で可能になります」

 ――日本の小規模事業者にも魅力的な商品は多いと考えていますか

 「日本に住んでいると当たり前のように思ってしまうかもしれませんが、世界的にみると日本の製品ほど品質の高いものは他になく、世界で尊敬を集めるような魅力的なものです」

 ――成功事例も増えていますか

 「陶器や包丁、弁当箱、アニメなどさまざまな商品が人気を博しています。セイコーの腕時計も人気ですし、キャンディーなども非常に売れるものです。日本で普通のものが、世界にとってすばらしいものになっています」

 ――楽天と提携した狙いと効果は

 「ショッピファイは事業者自身のサイトや実店舗、SNSなどの複数の販売チャンネルを使って頂きたいと考えています。楽天とのパートナーシップを通じて、日本と米国の事業者は楽天市場に簡単に店舗を開設できるようになりました」

 ――コロナによってECは変わりますか

 「楽天やAmazonで買ったことがあっても、オンラインの独立店舗で買い物したことがなかった人が、ショッピファイ上に設けられたそれぞれの店で買うようになりました。これは非常に大きな購買行動の変化です。また、レストランや居酒屋、農家、漁業者などオンラインの販売活動をしてこなかった人が新規にオンラインの店舗を開設し、新しいお客さんを獲得して大きな成功を収めています。オンラインだけ、オフラインだけではだめで、両方を融合する時代に変わってきていると思います」

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