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» 2020年11月20日 07時00分 公開

GoogleがAI予測 コロナ死、危ない自治体は? 感染者数少ない地域に意外なリスク

新型コロナの感染第3波が広がるなか、米GoogleがAIを活用した向こう4週間の新規陽性者数や死者数などの予測を始めた。感染拡大が続く北海道に厳しい予測が出たが、感染者が少ない地域でも大都市が近ければ感染のリスクが大きいことが分かった。

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 新型コロナウイルスの感染第3波が広がるなか、米Googleが人工知能(AI)を活用した向こう4週間(28日間)の新規陽性者数や死者数などの予測を始めた。札幌市で感染拡大が続く北海道に厳しい予測が出たが、他にも意外な自治体のリスクが浮かび上がっている。

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 北海道は17日、独自の警戒度を札幌市限定で5段階中の「4」に事実上引き上げ、不要不急の外出や道内の他地域との往来自粛を要請した。期間は27日までで、5人以上や2時間を超える飲食が伴う場合や、感染防止対策が講じられていない場所への訪問が想定される場合に限定した。

 各地の感染者数はどこまで増えるのか。Googleは、厚生労働省のデータや、Googleによる混雑状況のデータなどを使用して予測を行った。精度は検証済みで「予測結果には日本独自の状況が反映されている」(Google)としている。

 17日公表分では、今月15日から12月12日の間の日本全体の新規の陽性者数が5万3321人、死者数は512人と予測している。都道府県別での陽性者数は北海道が1万6877人と最多で、東京都が1万164人、大阪府7756人と続く。

 自宅療養も含む入院・療養等患者数の1日の最大予測値は北海道は8982人、大阪府は3053人。厚労省の調べでは、新型コロナ対策用の確保病床数は11日現在、北海道で2981床、大阪府は2908床だ。

 「病床数が公表よりも少ないケースもあり、重症者が増えれば、人手は限られているので既存病床を動かすことができなくなる」と懸念を示すのは、東北大学災害科学国際研究所の児玉栄一教授(災害感染症学)。

 「大阪の場合、医療資源も多く、京都や兵庫など隣接自治体への搬送もできるかもしれないが、北海道は隣接自治体の医療機関も遠いため、同程度の病床数でもリスクの度合いが異なるのではないか」と分析する。

 都道府県別の人口100万人当たり死者数の予測でも北海道が1位だったが、2位は奈良県。以下、大阪府、兵庫県、宮城県と続き、東京都は15位だった。

 児玉氏は「奈良は大阪や京都への通勤圏内であり、都市部からウイルスが流入してきた可能性もある。感染者が増えた場合には医療が逼迫(ひっぱく)する危険性がある地域の一つではないか。奈良のように隣接自治体に通勤する人が多かったり、北海道のように繁華街が集中する政令指定都市がある自治体は注意が必要だ」と指摘する。

 陽性者数や感染者数が少ないという予測の自治体も油断は禁物だ。

 児玉氏は、「地方の高齢者施設などで突発的にクラスター(感染者集団)が発生すれば、重症者に用いるECMO(人工心肺)を必要とする患者が一気に30人程度出てもおかしくないが、東北や北陸などでは10台も回せるところはほぼない。これまで感染者の絶対数が少ない自治体でも予測が裏切られる恐れはある」と強調した。

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