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» 2020年12月09日 07時00分 公開

乗り換えか待ちか ドコモの新料金プランに他社も対抗必至 「来年2、3月にプラン出そろう」

NTTドコモは格安の新料金プラン「ahamo」を発表した。他社も対抗策を出してくると予想されるが、ユーザーは乗り換えるべきか。専門家は「新生活を迎える少し前の2、3月に向けて各社の料金プランが出そろうことになる」と話している。

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 菅義偉政権の強い意向を背景に、携帯電話最大手のNTTドコモが格安の新料金プランを発表した。KDDI(au)とソフトバンク、新規参入の楽天も対抗策を出してくると予想されるが、ユーザーは乗り換えるべきか、もう少し待つべきか。専門家に聞いた。

photo 「ahamo」を発表するドコモの井伊基之社長

 ドコモが2021年3月から提供を始める新料金プラン「ahamo」は、月間データ容量20GBを2980円(税別)で利用でき、国内通話が5分まで無料だ。第5世代(5G)移動通信システムにも対応している。

 ITジャーナリストの三上洋氏は「携帯電話業界の歴史に照らしても、シェア最大手のドコモは破壊的な価格を発表したといえる。5G対応や海外ローミング(他社との相互乗り入れ)も評価できるもので、KDDIとソフトバンクは対応せざるを得ないだろう」と指摘する。

 20GBの料金プランでは、KDDIが格安ブランド「UQモバイル」で3980円(国内通話の10分までかけ放題が別途700円)、ソフトバンクは「ワイモバイル」で4480円(10分以内の国内通話無料)を用意している。それぞれ5Gには対応していない。

 楽天モバイルは、通信データと国内通話が使い放題で2980円だ。MVNOは20GBのプランがおおむね4000〜5000円程度で、三上氏は「ahamoは、完全に楽天およびMVNOをつぶしにきている」と話す。

 単純比較はできないが、安さで他社を引き離したドコモ。ただ井伊基之社長は、若者向けのプランだと明言している。申し込みもネットのみで、ファミリー割引などには対応しないという。

 同社は従来の料金プランも年内に見直す予定だが、一般ユーザーはどのタイミングでキャリアを選択すればよいのか。

 三上氏は、「新生活を迎える少し前の2、3月に向けて各社の料金プランが出そろうことになる。KDDIとソフトバンクはahamoに似た価格を発表するだろうが、コストを考えれば5Gや海外ローミング以外のサービスで対応するのではないか。従来プランも見直されることになるが、ahamoほどの低価格は想像しにくい」と分析した。

 他社のプランを吟味したうえで、春先には答えを出せそうか。

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