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» 2020年12月21日 07時00分 公開

「焼き肉のワタミ」、関西の旗艦店オープン 配膳ロボット導入で省人化

ワタミが、焼肉チェーンの関西エリア旗艦店「焼肉の和民 南海難波駅前をオープンした。配膳ロボットやレーンで料理を運ぶなど省人化を図り、店員と客の接触を最大8割減らした。人件費の削減で、料理を安く提供できることも売りの一つになっている。

[産経新聞]
産経新聞

 居酒屋チェーン大手のワタミは、同社の居酒屋「旨唐揚げと居酒メシ ミライザカ」を業態転換し、焼肉チェーンの関西エリア旗艦店「焼肉の和民 南海難波駅前」(大阪市中央区)を18日オープンした。「居酒屋 和民」など約360店舗ある居酒屋のうち、2021年度末までに120店舗を「焼肉の和民」に業態転換し、5年間でフランチャイズ展開も含め400店舗を目指す。新型コロナウイルスの影響で不振が続く居酒屋事業を縮小し、焼肉業態を主幹事業にする方針。

photo レーンに接していない席には配膳ロボットが料理を運んでくれる=18日、大阪市中央区(田村慶子撮影)

 「焼肉の和民」は10月に出店を始めた新業態で18日現在、10店強を展開。回転ずし店のような仕切り席にレーンで料理を運び、レーンに接していない席には配膳ロボットが対応する仕組みで、従来の居酒屋と比べ店員と客の接触を最大8割減らし、ホール係の人数を半減させている。

 10月5日に開業した1号店(東京都大田区)は、業態転換前の居酒屋から売上高が前年比約2.8倍と好調。サラリーマンに限らず、家族連れや学生など客層の幅が広がっている。「スタッフの省人化で安く料理を提供できるのも売り」(担当者)といい、今後、入店から会計まで店員を介さず利用できるようにして非接触化をさらに進める。

photo 回転ずし店のように、タッチパネルで注文するとレーンに肉や料理が運ばれてくる=18日、大阪市中央区(田村慶子撮影)

 一般社団法人日本フードサービス協会(東京)によると「焼肉は自粛明けに行きたい外食カテゴリーの一つとなっている」(事務局)とコロナ下でも追い風が吹く半面、居酒屋は宴会需要の落ち込みなどから苦戦。「焼肉店の排煙ダクトなどが感染を防ぐ換気対策として好印象を持たれているとの声もある」という。「焼肉の和民」でも排煙・空調設備により3分ごとに空気が入れ替わる。

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