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» 2021年02月25日 07時00分 公開

AppleのEV開発、協業先探しが難航? 日産も交渉不調か

米Appleが開発を目指す自動運転EVを巡り、協業先メーカーに注目が集まっている。しかし、韓国現代自動車は協議の停止を発表。日産自動車との交渉も不調に終わったと報じられた。Appleとの提携には期待と不安の両面があるようだ。

[ZAKZAK]
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 米Appleが開発を目指す自動運転の電気自動車(EV)を巡り、協業先メーカーに注目が集まっている。韓国の現代(ヒュンダイ)自動車と傘下の起亜自動車は、協議の停止を発表。日産自動車との交渉も不調に終わったと報じられた。Appleとの提携には期待と不安の両面があるようだ。

 英紙The Financial Times(FT)電子版は14日、Appleが進めている自動運転のEV計画を巡り、日産に生産委託で提携を打診したが交渉は不調に終わったと報じた。日産側はAppleの受託生産メーカーの位置付けになるのを嫌がったもようだとしている。

 また、現代自などとの協議停止の背景には、秘密保持を重視するAppleの意向があると米韓メディアは報じた。現代自側にもAppleの下請けになる形の協業に反発する声が挙がったという。

 交渉の難しさについて、ITジャーナリスト三上洋氏はこう語る。

 「Appleはこれまでの製品でカメラや液晶、OS(基本ソフト)など端末周りや販売網、世界観までコントロールしている。協業する自動車メーカーはAppleが持つ広範囲な市場で製品を展開できるが、車体のエンブレムはAppleのマークで、特許や技術の権利もAppleに帰属することになるのではないか」

 Appleとの協業について、ホンダの倉石誠司副社長は9日の記者会見で「テレビや新聞でしか情報を見ない。どんな車かも分からない」と述べた。日産自動車の内田誠社長は同日の会見で「自動車産業の枠を超えた活動が必須」としつつもAppleへの言及は避けた。両社に改めて聞いてみたが、広報担当者はいずれも「会見で述べた通りで、コメントは差し控える」とのことだった。

 前出の三上氏は、「すでに広い市場を持ち、自動運転技術の研究も進む大手企業にとっては下請け先になるリスクを承知で協業するメリットは少ない」とみる。

 一方、自動車ジャーナリストの佐藤篤司氏は「自動車は人が死ぬリスクを負う製品だ。自動車やメーカーが自動車生産のノウハウや工場設備を提供し、IT企業が資金と自動運転技術を提供する対等な関係で協業を進めるしかないのではないか」との見解を示す。

 佐藤氏は、自動車メーカーと異業種との協業が進む可能性があるとみる。「Appleの参入は業界に地殻変動をもたらすだろうが、Appleだけがパートナーとはかぎらない。例えば、海外での存在感が強いホンダとソニーが協業してEV開発に乗り出す選択肢もあるはずだ」とも指摘した。

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