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» 2021年03月03日 07時00分 公開

パナソニックの保冷ボックス、4月からレンタル 保冷剤で低温を最大18日間保持 ワクチン輸送に活用

パナソニックが、保冷剤で低温環境を最大18日間保持できる医薬品向けの真空断熱保冷ボックス「VIXELL」のレンタルを4月1日に始める。まずは医薬品卸売大手「スズケン」と提携し、新型コロナウイルスワクチンの輸送に活用する。

[産経新聞]
産経新聞

 パナソニックは2日、保冷剤で低温環境を最大18日間保持できる医薬品向けの真空断熱保冷ボックス「VIXELL」(ビクセル)のレンタルを4月1日から開始すると発表した。まずは医薬品卸売大手「スズケン」と提携し、米製薬大手Pfizer製の新型コロナウイルスワクチンの輸送に活用する。

photo パナソニックがレンタルを始める真空断熱保冷ボックス「VIXELL」(ビクセル)

 ビクセルはパナソニックが冷蔵庫で培った省エネルギー性能を高める断熱加工の技術を採用。ボックスを一体で成型し、継ぎ目を無くして冷気漏れを防ぐ。真空状態を測定する無線センサーを内蔵しており、利用前に検査台へ置くことで断熱性能を確認できる。

 サイズは2種で、4つの温度帯に対応した保冷剤入り容器をそろえた。スズケンへのレンタルでは政府が示すワクチンの輸送方針に従い、医療機関などから接種会場への輸送用に2〜8度を維持。1箱で約1000人分を収納できる。保冷剤入り容器の種類を変えればマイナス60〜90度前後を維持でき、ワクチンの保管にも対応する。

 2025年度に100億円の売り上げを目標としている。パナソニックアプライアンス社事業開発センターの小島真弥・主幹技師は「ワクチンの輸送用途などで多くの問い合わせが来ている。医薬品向け以外の用途についても検討していく」と話していた。

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