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» 2021年04月16日 07時00分 公開

架空の利用料請求で5億円超詐取か 通信事業会社元社長ら逮捕

通信事業会社「あくびコミュニケーションズ」の顧客から架空の通信利用料計約2億8500万円をだまし取ったとして、元社長と元事業部長が逮捕。延べ約1万2000人の口座から計5億円超を詐取し、会社の運転資金などに充てていたとみられる。

[産経新聞]
産経新聞

 通信事業会社「あくびコミュニケーションズ」(東京都)の顧客から架空の通信利用料計約2億8500万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は電子計算機使用詐欺の疑いで、同社元社長の遠山和久容疑者、同社元事業部長の佐竹雅哉容疑者を逮捕した。延べ約1万2000人の口座から計5億円超を詐取し、会社の運転資金などに充てていたとみられ、同課が詳しい経緯を調べている。

photo 警視庁=東京都千代田区

 逮捕容疑は2019年12月ごろ、同社とインターネットのプロバイダー契約を結ぶなどしていた顧客延べ約9000人の口座から、架空の通信利用料を無断で引き落とし、詐取したとしている。同課は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 同課によると、20年始めごろには、クレジットカード払いを利用していた顧客延べ約3000人からも、同様に架空の利用料名目で計約2億5000万円をだまし取ったとみられる。正規の利用料は数千円程度だが、当時は数万円程度が請求され、顧客から問い合わせが殺到していたという。

 同社を巡っては、提供するサービスに関連して不適切な電話勧誘などをしたとして、17年以降、総務省から行政指導を受けるなどしていた。経営が悪化し、20年に東京地裁が破産手続きの開始を決定した。

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