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» 2021年05月13日 07時00分 公開

「Uber Eats」運用までセットでサービス提供 「バーチャルレストラン」とは

コロナ禍で大きなダメージを被りながらも、ピンチをチャンスに変えようとする飲食業。中には、Uber Eatsを活用して、デリバリーを中心にビジネスを展開している企業もある。

[ZAKZAK]
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 コロナ禍で大きなダメージを被りながらも、ピンチをチャンスに変えようとする飲食業の取り組みに迫る。

photo 人気のクレイジーワッフル

 大粒の生タピオカにこだわった「OWL TEA」、健康志向の人にここ数年爆発的な人気のサラダチキンメニューをお届けする「サラダチキン研究所」、韓国が元祖のワッフル専門店「クレイジーワッフル」をはじめ、11のデリバリーブランドを全国で120店展開するバーチャルレストラン(東京都江戸川区)。

 2020年6月、牧本氏が大学在学中に起業したバーチャルレストランは、コロナ禍のデリバリー需要で急成長しており、現在は加盟の問い合わせが殺到している状況だ。

 20年6月といえば、多くの飲食店が緊急事態宣言による時短要請や利用客の自粛ムードで、テークアウトやデリバリーに乗り出さなければならないと思い始めていた頃だった。しかしまだ始めているお店は少なく、「ゴーストレストラン」というシステムにも理解はなかった。

 創業当初、牧本社長は自分の足で営業にまわり、「売り上げ」については数字で示し、「実店舗ブランドへの支障」や「実際のオペレーション」について理解してもらえるまで説明したという。

 中国出身である牧本氏は、「すでにドローンでの配達も始まっている中国に比べて、日本のフードデリバリー市場は遅れているので、大きなビジネスチャンスがあると信じた」と振り返る。

 バーチャルレストランの一番のセールスポイントは、単なる「飲食FC」出店事業ではなく、デリバリーで売り上げを作ることに特化しているところだそうだ。デリバリーは「Uber Eats」など配達業者との連携が欠かせず、それこそが一番の肝になってくる。

photo 牧本天増社長

 具体的には「検索で上位に表示されるには?」「良い評価を獲得するには」など、Uber Eatsのサイト上でのお店運営という、「作って、届ける」以外の知識が重要になってくる。その仕組みは複雑で、お店の営業の片手間にできるものではないため、Uber Eatsの運用までセットでサービスを提供するのが強みだ。

 今後は飲食業界に限らず、多くの企業や個人にバーチャルレストランへの参入を提案していきたいと、マッチングのプラットフォームとなる「ゴーストレストランの教科書」というサイトを立ち上げた。

 加盟に関しては、開業プラン次第で加盟金などは異なってくるので、このサイトが役に立つだろう。

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