ITmedia NEWS >
ニュース
» 2021年06月11日 07時00分 公開

京セラが無人レジシステム AIの画像認識活用

京セラが、AIを活用した画像認識型の「スマート無人レジシステム」を開発したと発表。カメラを通して約6000種類以上の商品を見分け、商品の一部が隠れても識別が可能。労働現場での省人化や非接触技術の需要が高まる中、自動運転を支える物体認識技術を応用した。

[産経新聞]
産経新聞

 京セラは10日、AIを活用した画像認識型の「スマート無人レジシステム」を開発したと発表した。カメラを通して約6000種類以上の商品を見分け、商品の一部が隠れても識別が可能。労働現場での省人化や非接触技術の需要が高まる中、自動運転を支える物体認識技術を応用した。

photo AIがカメラを通して商品を識別する京セラの「スマート無人レジシステム」(同社提供)

 1台のカメラとパソコン、ディスプレイで構成される。AIがカメラを通して商品の特徴を瞬時に見分け、形や色に個体差がある野菜なども識別。商品が重なるなどして面積の約4割が隠れていたり、手に持った状態でかざしたりしても正確に認識できる。

 従来の物体認識技術では、新商品の特徴をAIに学習させる際に、既存の商品も含め全て学習し直さなければいけなかったが、今回のシステムでは新商品の学習のみで済み、作業時間を大幅に削減できる。また、多数のカメラの設置や、商品へのICタグの貼り付けが必要な他の無人レジ方式に比べて導入コストを大幅に抑えられる。

 少子高齢化に伴う労働人口の減少や、新型コロナウイルス禍での感染防止の観点から、流通業界で省人化や非接触技術の需要が高まっており、同社が持つ自動車の自動運転を支える物体認識技術を応用して開発。2023年以降にコンビニやスーパー、企業の社員食堂などへの導入を目指す。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.