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» 2021年09月09日 07時00分 公開

「褐炭」由来の水素でドローン飛行 Jパワーが実証試験

電源開発(Jパワー)が、オーストラリアで採掘した「褐炭」と呼ばれる安価で低品位の石炭から作った水素を利用し、ドローンの飛行試験を行った。褐炭由来の水素を使った燃料電池による試験の公開は、国内初という。

[産経新聞]
産経新聞

 電源開発(Jパワー)は8日、オーストラリアで採掘した「褐炭」と呼ばれる安価で低品位の石炭から作った水素を利用し、ドローンの飛行試験を行った。褐炭由来の水素を使った燃料電池による試験の公開は、国内初という。

photo 水素の入ったボンベと燃料電池を搭載するドローンは、約3分にわたり飛行を続けた=9月8日 午後2時5分 神奈川県茅ケ崎市で撮影

 同社は世界初の「液化水素国際間サプライチェーン構築実証試験」に参加。長年培ってきた石炭ガス化技術を生かし、2021年1月から豪州で褐炭由来水素の製造に着手している。

 今回使われた水素は、同社が6月にボンベを使い気体の状態で空輸したもの。大容量の海上輸送についても、同実証試験に参加する川崎重工業らと組み、今年度下期に予定している。

 燃やしても二酸化炭素が発生しない水素は次世代クリーンエネルギーとして期待される一方、製造コストの高さが指摘される。Jパワーの担当者は「製造コストを2030年には今の3割程度まで圧縮できるよう、パートナー会社も交えて取り組んでいく」としている。(鬼丸明士)

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