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» 2021年09月15日 07時00分 公開

中国、K-POPファンのSNS軒並み規制 韓国産業に打撃

エンタメ界への規制が強化されている中国で、今度は韓国のK-POPが標的となった。中国のSNS上のファンアカウントが軒並み規制され、2016年に韓流を締め出した「限韓令」「禁韓令」の再来との見方もある。韓国の対中国の弱腰も背景にあるようだ。

[ZAKZAK]
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 エンタメ界への規制が強化されている中国で、今度は韓国のK-POPが標的となった。中国のSNS上のファンアカウントが軒並み規制され、2016年に韓流を締め出した「限韓令」「禁韓令」の再来との見方もある。韓国の対中国の弱腰も背景にあるようだ。

 中国版Twitter「微博」(ウェイボ)で、日本でも人気が高い韓国の男性音楽グループ「BTS」(防弾少年団)のメンバー、JIMIN(ジミン)のファンアカウントが60日間の停止処分を受けた。約116万人のフォロワーがいるアカウントを停止した理由についてウェイボは、ファンがジミンの誕生日(10月13日)を前に資金を集め、特別に塗装された航空機を用意したことが規約違反にあたるとした。

 他にも有名K-POPアイドルの計21のファンアカウントが次々と停止処分を受けた。

 中国ではファンがお金を使ってアイドルを「推す」活動の規制を始めており、K-POPも例外ではないようだ。音楽や映像など「韓流」コンテンツについて、19年に経済波及効果が約123億ドル(約1兆3500億円)を記録するなど産業の柱となっている韓国にとっては大きな痛手だ。

 中韓関係では、16年に韓国が米軍のTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)配備を決めたことを受けて、中国が韓流スターのメディア露出を制限したり、韓国への団体旅行を禁じたりした。

 8日の中央日報では「中国の限韓令、いま始まったばかり」と報復措置の再開を警戒し、長期化の恐れもあるとみる。

 一方の韓国は、朝鮮戦争を舞台にした中国映画「金剛川」国内流通を一旦は認めたものの、韓国軍兵士殺害場面などがあるとして市民団体や政界からの強い反発を受け、配給を中止した。

 ジャーナリストの室谷克実氏は「一見、中国への対抗措置にもみえるが、嫌韓映画は退役軍人からの強い圧力が予想されるために配給を中止したのだろう。韓流コンテンツは一時期の人気に陰りも見えているため韓国政府としても特に注力したい産業だが、中国に対して立場は弱く、今後さらに規制が強化されたとしても、なすすべはないだろう」と断言した。

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