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» 2021年10月25日 07時00分 公開

楽天モバイル、基地局人口カバー率さらに遅れ 半導体不足で

楽天モバイルは、自社回線の人口カバー率96%の達成時期が「2022年3月」にずれ込む見込みと明らかにした。半導体不足の影響という。

[産経新聞]
産経新聞

 楽天モバイルは10月22日開いた記者説明会で、自社回線の人口カバー率96%の達成時期が「2022年3月」になる見込みと明らかにした。半導体不足の影響という。同社はすでに達成時期を「今夏」から「年内」に遅らせている。10月からはKDDIにローミング(乗り入れ)しているエリアを順次減らしているため、「つながりにくくなった」などの不満も出ており、通信品質改善の遅れが契約者離れを引き起こす可能性もありそうだ。

photo 楽天モバイルのロゴ(三尾郁恵撮影)

 説明会で矢沢俊介副社長は、第4世代(4G)移動通信システムの基地局の人口カバー率は14日時点で94.3%に達したことを明らかにした上で、96%に達する時期が22年3月まで遅れる見込みとなったことについて「申し訳ない。半導体の納入スケジュールの遅れで少しずつ後ろ倒しになった」と述べた。

 5Gの基地局展開については9月時点で2000局程度としたが、設置済みの4Gの基地局4万局にアンテナなどを追加設置することで、5G基地局としても利用できるという。

楽天は電波がつながりやすい「プラチナバンド」と呼ばれる周波数帯を総務省から割り当てられていないため、地下だと電波が届きにくいという不満が出やすい。そのため同社は室内アンテナや電波を中継する装置を飲食店内などに展開する考え。矢沢氏は「プラチナバンドをぜひ使わせてほしいという意見表明はしているが、すぐにいただけるものではない。現在の周波数帯で人口カバー率99%を達成したいと考えている」と述べた。

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