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» 2021年10月26日 07時00分 公開

パナソニック、新型EV用電池試作品を公開 容量5倍に Teslaの要請受け開発

パナソニックが新型リチウムイオン電池の試作品を公開した。従来品の約5倍の容量を持つという。米Teslaから要請を受けて開発中の車載用電池で、量産化に向け、2021年度中に国内で試作用生産ラインを立ち上げる。

[産経新聞]
産経新聞

 パナソニックは10月25日、新型リチウムイオン電池の試作品を公開した。従来品の約5倍の容量を持つという。米電気自動車(EV)大手Teslaから要請を受けて開発中の車載用電池で、パナソニックの電池事業部門責任者の只信一生氏は「技術的なめどは立った」と述べた。量産化に向け、2021年度中に国内で試作用生産ラインを立ち上げる。

photo 公開された新型リチウムイオン電池の試作品(右)。従来型(左)に比べて容量が約5倍になるという

 EVの低コスト化を目指すTeslaがパナソニックに開発を依頼していた。EVは1台当たり数千本の電池を搭載しているが、新型電池が実用化されれば大幅に本数を抑えられ、車体に組み込む際の工程数を減らすことも期待できるという。

 只信氏は「世の中に強いインパクトを与え、EV拡大の後押しになるような性能」と強調した。また、米Appleが開発を計画しているとされるEV「Apple Car」への車載電池供給について、「あくまで(取引の)主軸はTesla」とした上で、「さまざまな可能性は否定しない」とした。

 一方、中国や韓国の電池メーカーが生産拡大に向け積極的な投資方針を示しているのに対し、「やみくもに投資するのではなく、世の中にない商品を作ることが重要」とも話した。

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