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» 2021年10月28日 07時00分 公開

デジタルコンテンツ偽物被害に怒り、伝説の音楽プロデューサー月光恵亮氏

音楽プロデューサーでデジタルアーティストとしても活動する月光恵亮氏の偽物とみられる作品が無許可でデジタルアートNFTとして出品されるというトラブルが起きた。

[ZAKZAK]
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 伝説の音楽プロデューサーで、近年はデジタルアーティストとして活動する月光恵亮氏の偽物とみられる作品が無許可でデジタルアートNFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)に出品されるというトラブルが起きた。

 月光氏は「Case-K Moonshine」名義でアート活動をしているが、今回は「月光恵亮/KeisukeMoonlight」という異なる名義で、NFTの世界三大プラットフォームの一つである「OpenSea」に作品が出品されているという。

 NFTとはNon-fungible token(非代替性トークン)の略で、デジタルコンテンツに投資商品のような価値を付加する仕組み。絵が高値で転売されても著作権者には印税が入らないが、このシステムなら著作権者にも譲渡人にも収入が入る。月光氏のSNSに問い合わせがあり発覚した。

 「デジタル作品ではないキャンバスに描かれた作品さえ、デジタルアートとして表示されて出品されています。世の中には、人の名前で公然と作品を販売している人がいる」と月光氏は怒り心頭だ。

 月光氏は、7月に渋谷PARCOで個展を開催した際、次世代NFTプラットフォームであるXANALIA(ザナリア)と組みオフィシャルNFTを展開している。

 「ザナリアはOpenSeaとも提携しています。だからオフィシャルをOpenSeaにも載せることで効果的にニセモノを駆除していきたい。もちろんOpenSeaには偽物の削除要請もしています」と月光氏は語る。

 音楽専門のNFTマーケットプレイス『The NFT Records』を運営するクレイオ代表取締役、神名秀紀氏はこう語る。

 「権利保護の観点でみれば、海外のNFTマーケットプレイスはほとんど対策されていない。利益だけを先行させず、デジタル本来の利点を生かして、正しい権利保護を目指していくことが今後の課題だと思います」

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