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» 2021年11月16日 07時00分 公開

「炎上してもかまわない」 元Apple社長・原田泳幸氏がYouTuberデビュー 裏話や経営指南も(1/2 ページ)

現Apple日本法人や日本マクドナルドホールディングスなどで経営トップを務めた原田泳幸氏がYouTuberデビューした。チャンネルでは過去の裏話や経営ノウハウなどを発信していく。

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 Apple Computer(現Apple)日本法人や日本マクドナルドホールディングスなどで経営トップを務めた原田泳幸(えいこう)氏 (72 )がYouTuberデビューした。「プロ経営者」として実績を残した一方、批判も少なくなかった。私生活でのトラブルもあったが、何を発信していくのか。本人を直撃した。

photo 原田氏が始めたYouTubeの画像

 14日に開設したのは、「原田泳幸のビジネスチャンネル」。初回は英語の習得法やAppleのマーケティング責任者を務めたエピソードが語られている。

 その後もAppleに復帰した創業者のスティーブ・ジョブズ氏との対話や初代「iMac」をヒットさせた裏話、Apple辞任を打ち明けた際の現CEOのティム・クック氏の意外な反応などが紹介されるという。

 YouTubeを始めたきっかけについて原田氏は「経営者の友人に『グローバルな経験もあり、多岐にわたる業種で20年にわたる経験もある。成功もしているし、修羅場もくぐっている。もっと発信した方がいい』と勧められた」と話す。

 配信内容は「回顧録」や「いまだから言える本当の話」の他、人事、マーケティングなど「ビジネスケーススタディー」が中心だという。

 原田氏はAppleでの成功を受け、2004年に経営が悪化していた日本マクドナルドのトップに就き、「100円マック」やフランチャイズ(FC)店改革などでV字回復させた。

 その後、同社の業績が悪化したことについて、店頭からのメニューを一時、撤去したことなど、原田氏の経営失敗とも報じられたが、「退任するときに業績が落ちていたことは事実だが、私の失策でも何でもなく、当時の後継者が失敗したものだ」と強調する。

 同社は現状好調だが、今後については「心配している。マクドナルドの一番の強みはお得感だが、今は価格が高い。コロナが明けたら競合が仕掛けてくるので非常にリスクは高いと思う」と古巣に懸念を示す。

 14年にベネッセホールディングスの会長兼社長となったが、直後に顧客情報の漏えいが発覚。2期連続最終赤字となり約2年で退任した。この経緯も「就任前に起こった漏えいを、私が就任1週間後に気付いて能動的に危機管理したものだ。退任したのは業績の結果が出なかったけじめだ」と説明。「YouTubeで戦うつもりはないが、事実誤認のところだけはちゃんと説明しようと思っている。炎上しても構わない」と語る。

 19年には台湾発のタピオカミルクティーなどで知られるゴンチャジャパンを率いたが、21年2月に妻でシンガー・ソングライターの谷村有美 (56 )に対する傷害罪で罰金30万円の略式命令を受け、退任した。

 いまは若手経営者らを対象とした経営塾や複数の企業の顧問を務めている。経営者として現場に戻る気はないのか。

 「いまのところは考えていないが、役に立てるとしたら日本企業のグローバル展開だろう。若い経営者をトップレベルに引き上げるというミッションならやってもいい」と話していた。

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