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» 2021年11月30日 07時00分 公開

EVの長い充電時間をどう過ごすか 充電スポット周辺のグルメ情報伝える「EVごはん」

EVのデメリットとして真っ先に挙げられるのが充電時間の長さだ。マーケティングコンサルタントの石井啓介さんは充電時間を楽しむため、EVユーザー自身に充電スポットの近くで見つけたグルメ情報を投稿してもらうSNSグループ「EVごはん」を発足した。

[ZAKZAK]
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 電気自動車(EV)のデメリットとして、真っ先に挙げられるのが充電時間の長さだ。急速充電はだいたい1回30分、普通充電だとさらに長時間、車を充電器につないでおく。内燃車の給油は5分で済むのに、という指摘だが……。

photo 「EVごはん」を主宰する石井啓介さん

 「30分もかかるなんてありえない、とか言われるんですが、そんなに不便さは感じていない。むしろ30分じゃ足りないことも多い。充電時間を楽しめるかどうかじゃないですか」

 そう話すのは、マーケティングコンサルタントの石井啓介さん。充電時間をもっと楽しむためのSNSグループ「EVごはん」を9月に発足させた。EVユーザー自身に、充電スポットの近くで見つけたグルメ情報を投稿してもらう。いわばEV版ぐるなび。早くもメンバーは約300人、フォロワーは800人に。浜松のギョーザ定食、神奈川・大磯のとんかつ、大阪・天王寺のテークアウトコーヒー……全国から続々と情報が集まっている。

 「みなさん積極的に投稿してくれていて、ありがたいですね」

 石井さんは大の車好きで、1965年製のオースティン・ヒーレーを約20年前から所有。さすがに普段使いはできないので、セカンドカーとしてベンツ190Eやフィアットパンダなどを乗り継いできた。それをEVのテスラ・モデル3に乗り換えたのは、2020年12月。

 「知り合いに、乗ったらほしくなるよ、といわれていたんですが、ほんとに試乗したその日に予約してしまいました。今までの車とまったく違うことに感動した」

 テスラにほれ込んだ石井さんだが、ネット上にはEVを批判するネガティブな情報が少なくないのが気になった。ポジティブな情報を共有できる場所として「EVごはん」を企画したという。

photo Facebookを通じて情報交換

 「まだまだこれからですが、いいコミュニティーに育ってほしいと思っています」

 早速、私もグループに参加させてもらった。投稿される写真を眺めているだけでも楽しい。充電時間はたいてい読書タイムか原稿書きに使っちゃっている私だが、投稿のためにグルメな充電スポットを探してみようか、という気分になっている。本末転倒かもしれないけど、そういうのもまた楽しそう。(ライター 篠原知存)

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