ITmedia NEWS > 社会とIT >
ニュース
» 2021年12月22日 07時00分 公開

不正取得の170億円をビットコインに ソニー生命社員を追送検、FBIが全額押収

ソニー生命保険の海外連結子会社の銀行口座から不正送金した約170億円をビットコインに交換し、自らの管理口座に移したとして、警視庁捜査2課は、組織犯罪処罰法違反容疑で、同社社員の石井伶被告を追送検した。同容疑の立件額としては過去最高。

[産経新聞]
産経新聞

 ソニー生命保険の海外連結子会社の米銀行口座から不正送金した約170億円をビットコインに交換し、自らの管理口座に移したとして、警視庁捜査2課は12月21日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)容疑で、同社社員の石井伶(れい)被告(32)=詐欺罪で起訴=を追送検した。捜査2課によると、同容疑の立件額としては過去最高だという。

photo 警視庁=東京都千代田区

 追送検容疑は5月中旬、英領バミューダ諸島にあるソニー生命の子会社「SAリインシュアランス」名義の米銀行口座から不正送金された約1億5500万米ドル(約170億円相当)をビットコインに交換して、自分が管理する口座に移したとしている。

 捜査2課などによると、不正送金された金は約3880枚のビットコインに交換されていた。一方で、ビットコインは警視庁と連携していた米連邦捜査局(FBI)が全額を押収。ソニー生命側に返還する手続きを進めているという。

 石井容疑者はSA社の清算業務に携わっていた。当初、「成り済ましではないか」などと関与を否定していたが、その後の調べで「大金を手に入れたかった」などと容疑を認めているという。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.