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» 2022年01月14日 07時00分 公開

炎上、美人局に気をつけろ! プロ野球「新人研修会」SNS編 新庄監督はメディア戦略で巧みに活用

プロ野球「新人研修会」が開催されたが、ルーキーたちはSNSの活用術にくぎ付けだったという。日本ハム・新庄剛志監督も若手への叱咤激励に用いるなど今やなくてはならないツールだが炎上や美人局など悩ましい事情もある。

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 毎年恒例のプロ野球「新人研修会」が1月12日にオンラインで開催されたが、ルーキーたちはSNSの活用術にくぎ付けだったという。日本ハム・新庄剛志監督(49)も若手への叱咤(しった)激励に用いるなど今やなくてはならないツールだが悩ましい事情もある。(山戸英州)

photo 新人研修会に参加した達は新庄監督が積極的に活用するSNSに興味(球団提供)

 この日は計7コマの講義が行われ、最後は野球日本代表前コーチの井端弘和氏(46)が自身の経験談をもとに「チームのために毎日全力で取り組むことを忘れないで」と呼びかけて締めくくられた。

 “BIGBOSS”新庄監督期待の星、日本ハムのドラフト1位・達孝太投手(17)=天理高=が印象に残った話題として挙げたのも「SNS使用とモラルについて」の講義だった。高校時代は携帯電話の所持が禁止されていたこともあり、SNSをやる機会がなかったが「一番身近で使いたい気持ちもある」と10代らしく語った一方で、プロ野球選手としての自覚を持って取り扱わなければいけないことを痛感したという。

 すでに新庄監督は昨オフに減量指令を出した清宮幸太郎内野手(22)の自主トレ写真を載せた上で「かなり絞れている」と評し、SNSをメディア戦略の1つに置いている。だが、ルーキーたちが同じような感覚で発信すると、すぐさま“炎上危機”に見舞われかねない。

 SNS事情に詳しいパ・リーグ球団関係者はSNSで私生活や交友関係を掲載している選手が成績不振になると「すぐさま攻撃の対象になり、耐えられずにひっそりとアカウントを削除した例も多い」と明かす。

 また、選手に近づこうとファンからDM(ダイレクトメッセージ)が送られてくることも多く「選手が好む顔写真が送られてきて飲み会に出かけた結果、美人局に遭う危険性も高い」と警戒している。

 ただ、球団側が所属選手全てのSNSの投稿内容までくまなくチェックするのは難しい。

 「最も困るのは試合後にメディアの取材対応をあまりせずにその後、ファンに向けて一方的につぶやかれること。万が一、事実誤認したまま載せていたとしても後手に回り、トラブル発生になりかねない」と頭を抱える。

 コロナ禍を機にSNSによる情報発信を強化した球団は多いが、同時に選手たちにも基本的な常識やネットリテラシーを理解させることが令和のプロ野球選手育成には不可欠だ。

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