6月30日深夜ごろ(日本時間)から、アカウントにログインせずにTwitterにアクセスしようとすると、コンテンツが表示されなくなっている。Webアプリだけでなく、モバイルアプリでも同様だ。以前は一般公開されたツイートが表示できていたが、現在はTwitterにログインあるいは新規にアカウントを登録するよう求める画面にリダイレクトされる。
記事内などに貼られたツイートは表示されるが、そのリンクをクリックすると以下のような画面になり、ログインあるいはアカウントを作成しないと表示できない。
この件について、7月1日午前5時ごろ、イーロン・マスク氏が「一時的な緊急措置だ。データが略奪されすぎて、一般ユーザーへのサービスが低下していた」とツイートした。
公式ではないが、Twitterの新機能などについてツイートしているT(w)itter Daily News(@TitterDaily)アカウントは、この措置は「ChatGPTのWeb閲覧プラグインが行っていたように、スクレイパーがTwitterのデータを持ち出すのを困難にするためのものだと考えられる」とツイートしていた。
マスク氏は、Epicのティム・スウィーニーCEOの「Twitterもアカウントの壁に囲まれてしまった」というツイートに「数百(おそらくそれ以上)の組織がTwitterのデータを非常に積極的にスクレイピングしており、ユーザー体験に影響を与えるほどだった。それを止めるにはどうすればいいだろう? アイデアを募集している」とリプライした。
スクレイピングとは、大まかに言えばWebサイトから情報を収集すること。マスク氏は以前、「MicrosoftはTwitterのデータを違法に使っている。訴訟の時間だ」とツイートした。
また、28日にはMicrosoftが支援する米OpenAIがTwitterを含む多様なオンライン上のデータをChatGPTのトレーニングに使ったことはプライバシーの侵害だとして集団訴訟を起こされた。
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