プログラマー向けQ&Aサービス「Stack Overflow」を運営する米Stack Exchangeは2月29日(現地時間)、米GoogleのGoogle Cloudとの戦略的提携を発表した。
Google Cloudは、Stack Overflowに15年もの間蓄積されてきた知識とコードを「Gemini for Google Cloud」に統合する。Gemini for Google Cloudは既にオープンソースおよびサードパーティのプラットフォームで公開されているコードやデータでトレーニングされているが、今後、Stack Exchangeが公開した「OverflowAPI」を使ってStack Overflowの提案、コード、回答をGoogle Cloud上の開発者に直接提供することになる。
一方、Stack Exchangeは、Google CloudのAI機能を活用してコミュニティ体験とキュレーションプロセスを改善していく。Google CloudのAI採用により、コンテンツ承認プロセスが加速される。
Stack Exchangeは3月1日に公開した「パートナーの選び方」という公式ブログで、Stack Overflowの公開データを消費するモデルに基づくすべての製品は、モデルによって与えられた要約に影響を与えた最も関連性の高い投稿への帰属を提供する必要があると説明した。「LLMによって共有されるコンテンツを作成し、キュレーションした著者や専門家、より大きなコミュニティにクレジットを与えることは非常に重要」であり、「LLMが最も関連性の高い最新の情報やコンテンツを使用することを保証し、最終的にモデルが情報源とその結果の判断に対する信頼を構築するために必要なロゼッタストーンを提示する」としている。
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