最盛期には1億人が使っていたインスタントメッセージングサービス「ICQ」が6月26日に終了する。現在同サービスを運営している露VKが5月24日、公式Webサイトで告知した。
Webサイトには、「VKメッセンジャーで友達とチャットできる」とあり、VKアプリへの移行を促している。終了の理由などについての説明はない。VKは同社が日本を含む世界で提供しているメッセンジャーアプリだ。
ICQは、1996年にイスラエルMirabilisが開発し、1998年に米AOLに約4億700万ドルで買収された。2010年に露Mail.ru Group(現VK)が買収し、提供を続けていた。
VKは露メディアのコムソリスカヤプラウダに対し、今後はVK MessengerとWorkspaceの開発に注力すると語った。
同メディアによると、2024年のロシアで最も人気のあるメッセージングアプリはTelegramという。
ICQの公式Xアカウントは同日、復活を匂わせるポストを投稿しており、ICQのブランドが完全に消えるわけではないのかもしれない。
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