2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は8月28日、万博会場で最大規模のパビリオン「未来の都市」に関し、協賛する12企業・団体による具体的な展示内容を初めて発表した。迫力ある映像や、実用化を目指す最新機器の展示を通じ、持続可能な未来社会を体験してもらう。
万博のコンセプト「未来社会の実験場」を象徴する施設で、敷地面積は約4800平方メートル。協賛する企業・団体は、産業・技術の視点から未来の都市生活をみせる「交通・モビリティ」「環境・エネルギー」などの各エリアを担当する。
商船三井は、最新の帆の技術で洋上を進みながら風力発電を行い、その電力を生かして水素を生産する次世代の船「ウインドハンター」の大型模型を展示。川崎重工業は、水素を動力とした個人と公共交通の乗り物の実物大模型を設置する。
青木あすなろ建設と小松製作所は、人々の暮らしを守る「未来の水中工事」を示すとし、自動制御やICT(情報通信技術)で遠隔操縦が可能な水中施工ロボットの模型を展示するとともに、3D映像で水中の体験演出を行う。
クボタは、来場者に未来の「食と農業」について考えてもらうため、幅20メートルの大型画面とゲームを組み合わせた展示を実施。KDDIは、デジタル空間に「未来の都市」を構築する。(井上浩平)
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