深刻化するサイバー空間の脅威に対処するため、警視庁は11月22日、サイバー犯罪捜査を担う2年間の任期付き職員を募集すると発表した。一定以上の経験や資格が必要で、合格すれば、サイバー犯罪対策課に配属されて警部として捜査に当たる。
対象となるのは、「ITストラテジスト」「システムアーキテクト」など、情報処理の知識や技能に関する国家試験などに合格し、サイバーセキュリティー対策やシステム管理部門で経験を積んだ人。応募には、こうした部門での大卒で10年、高卒で14年以上の職歴が必要となる。
任期は2025年4月から2年間。初任給は大卒で経験10年の場合、約37万4000円という。
警視庁ではこれまで、「特別捜査官」として、税理士やサイバー人材などの採用を行ってきたが、任期付き職員の募集は初めて。担当者は「民間で得た知見を警察の捜査に生かしていただき、警察での経験をまた民間で生かしていただくことができる」と話している。
申し込みは25日〜12月9日。12月中旬に書類による1次選考を行い、来年1月に面接試験を行った上で合否を決定する。申し込みは「令和6年度警視庁採用サイト」から。
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