林芳正官房長官は12月6日の記者会見で、犯罪の温床となっている「闇バイト」対策として自民党が提案する「仮装身分捜査」の実施を、警察庁など関係省庁で検討していると明らかにした。「仮装身分捜査を含む新たな捜査手法についても検討が行われている」と述べた。
仮装身分捜査は、警察官が身分を隠して闇バイトに応募し、指示役に接触することを想定している。警察官が捜査のために偽の身分証を作成し、使用することが違法とならないように関係省庁での制度化が必要となる。
自民党の「治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会」(会長・高市早苗前経済安全保障担当相)は5日の会合で、仮装身分捜査の実施に向けた環境整備などを求める緊急提言案を取りまとめた。
林氏は「全ての方々が安心して暮らせる世界一安全な日本を実現するため、自民党からの提言を踏まえつつ、可能なものから早急に対策を進めていくことが重要だ」と強調した。
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