「求人広告を超える採用戦略」 MovableType.netで実現するオウンドメディアリクルーティングの成果

PR/ITmedia
» 2025年05月21日 10時00分 公開
PR

 採用市場の変化により、求人広告だけで優秀な人材を確保するのは難しくなった。そこで注目されているのが、オウンドメディアを活用した採用手法「オウンドメディアリクルーティング」だ。

 採用活動を包括的に支援する「採用伴走支援」および「採用エンジン」を通じて、企業のオウンドメディアリクルーティングをサポートするロケットスタートホールディングス(以下、ロケットスタートHD)の代表取締役 星栄一氏は次のように語る。

 「いまや企業が自社サイトの質を向上させることは、採用のキーファクターです」

 オウンドメディアリクルーティングは、コーポレートサイトや採用サイトで自社の魅力を発信し、求職者との接点を増やすことが目的だ。しかし、その重要性は理解しつつも、サイト制作や運用のノウハウとリソース不足から実践に踏み切れていない企業も多いという。ロケットスタートHDのオウンドメディアリクルーティング支援から、採用サイト制作の勘所を探る。

※現状分析から計画・制作・運用・改善まで一連の採用活動を回し、自社の「らしさ」を伝えて質の高い人材と出会う仕組みづくり、およびその支援サービスのこと

採用、ブランディング、DX――3つの柱で中小企業を支える

 茨城県つくば市に本社を置き、銀座や宇都宮にもオフィスを構えるロケットスタートHDは、「採用伴走支援」「企業ブランディング支援」「DX伴走支援」を事業の柱としている。これらの支援の一環としてサイト制作やシステム開発を手掛ける同社の強みは、技術力だけではなく徹底した支援体制にある。

photo 星栄一氏(ロケットスタートホールディングス 代表取締役社長)

 同社は丁寧で綿密なヒアリングによって現状を整理し、企業ごとに適したメッセージやコンセプトを構築。その後のサイト制作や運用、ツールの活用、効果改善を支援する伴走力で多くの実績を積んできた。

 星氏は、リクルート時代に地方中小企業の採用課題に取り組んだ経験を生かし、2014年に同社を立ち上げた。「働く人の未来をしあわせにする」をパーパスに、「人」と「IT」の力で地域に貢献することを目指している。

 「お客さまの約9割は従業員100人以下の中小企業です。中小企業では、サイト制作やDXに挑戦する中で『自社の魅力を伝えたい、働く環境をより良くしたい』と考え、自分たちだけでは難しい課題について当社に相談したいという声が増えています。私たちは企業と共に歩みながら、採用やブランディング、DXを支援しています」

 同社でCDO(最高デザイン責任者)を務める小沼美紀子氏もこう話す。「ブランディングを強化したいお客さまの多くは採用にも力を入れています。一方で、採用サイト制作を希望するお客さまも『自社らしさを出したい』とブランディングを意識するケースが増えています。採用とブランディングは密接に関連しています」

 DX伴走支援も同様だ。デジタルシフトの遅れや非効率な業務の放置は、人材の定着を妨げる要因となる。小沼氏は「企業力や採用力向上に寄り添う支援を大切にしている」と笑顔を見せる。

変わる「企業の採用手法」と高まる自社サイトの重要性

 3つの事業の中で特に関心が高まっているのが、採用伴走支援だ。星氏は「求人サイトを活用する時代は、求職者にとっても企業にとっても過去のものになりつつある」と指摘する。

 リクルートが求人広告の掲載課金型サービスを2025年3月末で終了した今、AIを活用してマッチングを行うIndeed PLUSのような新たな仕組みが主流になろうとしている。ロケットスタートHDが制作するサイトも、IndeedやIndeed PLUSとの親和性を重要視している。

 求職者の仕事探しの方法も変化した。星氏は「Indeedの調査では、求職者の80%以上が『応募前に企業のサイトを訪問する』と回答しています。その際に、スマートフォン最適化や常時SSL接続対応ができていなかったり、その企業を理解できる充実したコンテンツがなかったりすると信頼を得るのは難しいでしょう」と語り、自社サイトの質を高めることの重要性を強調する。

 そのような背景から、企業の採用力を多方面から向上させるために同社が提供するのが採用伴走支援および採用エンジンだ。

photo 小沼美紀子氏(ロケットスタートホールディングス Chief Design Officer)

 採用伴走支援は、現状分析からサイト構築を含むコンテンツ制作、効果測定と改善まで完全カスタマイズで提供する。採用エンジンは伴走支援のノウハウを基に、よりスピーディーにオウンドメディアリクルーティングを実施できるセミオーダー型サービスだ。

 「以前は全てフルデザインでサイト制作をしていましたが、エンジニアの工数がかかるため公開までに時間がかかっていました。そこでコンテンツの質を維持しながら工数を抑えるため、カスタマイズ可能なテンプレートデザインを使った採用エンジンを企画しました」(小沼氏)

 採用エンジンの魅力は主に2つある。

 1つ目は、ロケットスタートHDの「採用の専門知識とその技術」に精通したスペシャリストが伴走する点だ。企業や職種、地域ごとに異なる採用手法の提案からIndeed PLUSなどのAIツールの活用を含む技術サポートまで、幅広く手厚い支援を提供している。

 2つ目は、シックス・アパートのCMS「MovableType.net」を活用したハイクオリティーなサイトおよびコンテンツ制作だ。

SaaS型CMS、MovableType.netは何が「本格的」なのか

 インストール型も含めると、CMSには数多くのサービスがある。MovableType.netはその中でも「本格的なSaaS型CMS」として知られる。

 SaaS型のCMSはサーバ不要で手軽だが、カスタマイズに制約がある場合も多い。手軽さと自由度の高さはトレードオフの関係にあるのが一般的だ。しかし、MovableType.netは手軽さを保ちながらテンプレートやテーマの柔軟なカスタマイズを可能にしている。

 MovableType.netには、ロケットスタートHDが重宝しているという機能が幾つかある。

 1つは、採用エンジンのテンプレートに使っている「ブロックエディタ」だ。Webページの編集フォーマットに要素(テキスト、画像、テーブルなど)ごとのブロックを追加しながら編集できるもので、独自ブロックを作成して追加できる「カスタムブロック」機能もある。採用エンジンは、カスタムブロックを用いて同社のノウハウを詰め込んだワイヤフレームを型化している。

 「バックアップ」「復元」機能も役立っているという。これは、制作したサイトデータをエクスポート、インポートできる機能で「サイトのデザインや機能をパッケージ化して使いたい」というニーズに応えるものだ。これらの機能の活用について星氏は「アクセスが出やすいサイト構成パターンといった当社のノウハウをカスタムブロックに落とし込んだりバックアップしたりして、カスタマイズ可能な環境をお客さまごとに構築しています」と説明する。

ALTALT 左2つはテンプレートデザインで制作した採用サイト、右2つはフルデザインで制作したサイト(どちらもMovableType.netを使用)。テンプレートは、企業に合わせて色やボタンリンクの形などカスタマイズができる(提供:ロケットスタートHD)《クリックで拡大》

 SaaS型ならではのメリットも多いと語るのは小沼氏だ。

 「アカウントにリンクした権限システムになっているので、自分が権限を持っている全ての制作サイトをダッシュボードで一元管理できます。制作したお客さまのサイトそれぞれの管理画面にアクセスしてログインするのではなく、一覧を管理画面で一括して見ることができ、編集画面にワンクリックでアクセスできるので運用もスムーズです」

 サーバのメンテナンスやセキュリティ面に気を配る工数が抑えられるため、作業を大幅に効率化できることも高く評価しているという。

 「運営企業であるシックス・アパートさんに『守ってもらえる』環境で、オウンドメディアリクルーティングの要となるコンテンツ制作に集中できているのは何よりの利点ですね」(小沼氏)

「取材から2週間足らずで初稿納品」 圧倒的な制作スピード

 MovableType.netを用いた採用エンジンにはどのような事例があるのか。営業およびコンテンツ制作を担当している梶田未来氏は、サイト完成までのスピード感を強調する。

 「採用サイト制作は、半年単位で取り組むことも珍しくありません。しかしMovableType.netを使用した採用エンジンでは取材してから2週間以内に初稿を納品できた例もあり、このスピード感は大きな価値です」

 中には、相談時期が遅くなり「求人の繁忙期を逃すかもしれない」と心配する企業もあるというが、「MovableType.netで作成したテンプレートがあるからこそ、間に合わせることができている」と梶田氏。

photo 梶田未来氏(ロケットスタートホールディングス 採用マッチング事業部 マネジャー)

 「プログラムを書けない」と話す梶田氏でも、ノーコードでサイトを構築できる。サイトの配色やボタンの形などは企業の要望を聞きながらカスタマイズし、取材やライティング、CMSへの原稿の流し込みも自ら行っているという。

 これに対して小沼氏は「インストール型CMSに近い自由度を提供する“玄人向け”のサービスですが、自社でテンプレートを工夫すればプログラミングの知識がない非IT人材でも直感的に操作できるCMS環境を用意できます」と、MovableType.netを絶賛する。

 梶田氏が担当したプロジェクトの一つに、テレビや映画、ライブ会場で爆破やスモークといった特殊効果を扱う企業である東京特殊効果の採用サイト制作がある。相談を受けた時点でコーポレートサイトはあったものの採用要素はなく、オウンドメディアもない状況だった。

 「それまでは専門学校に直接求人を出して採用活動を行ってきたものの、『多様な人材獲得』を目指して採用サイトの制作を検討されていました。事業が特殊なので、自社の何が魅力でどう伝えるかといったことを経営者や役員の方と一緒に探りました。イチからのスタートでしたが、募集原稿を作るための取材から約1カ月後にはサイトを公開できました。すぐに数人から問い合わせがあったそうで、スピードとクオリティーの高さをご評価いただけたのはうれしかったですね」

世界進出で「MovableType.netを相棒に」

 中小企業に限らず、MovableType.netは有用だ。大企業の多くはすでにコーポレートサイトを持っているが、そのサーバに新たに採用サイトを構築するとなると厳しいセキュリティ要件をクリアする必要がある。かといって新たにサーバを用意しようとすると資産計上などが絡むため、承認を得るのに時間がかかる。SaaS型のMovableType.netであれば、こういった手間をかけずに利用を開始できる。

 星氏は最後に「MovableType.netにはそのまま使えるテンプレートも豊富に用意されており、サイトのデザインや掲載する要素にこだわらなければ、非IT人材でも手軽にサイトを制作できる“敷居の低さ”があります。逆に、当社のような玄人がとことんこだわって制作できる“奥行きの深さ”もあります」と語り、続ける。

 「ロケットスタートHDはアジアを皮切りに世界進出を視野に入れており、サイト制作を通して日本の働き方やカルチャーを海外に広めることを目指しています。そういう面でも、安全性と品質の高い国産のSaaS型CMSであるMovableType.netは、当社がグローバル市場での競争力を高める上で欠かせない相棒です。今後はMovableType.netの多言語対応も生かして、グローバル市場のニーズに合わせたサービスを提供していきたいですね」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:シックス・アパート株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2025年6月15日