【覆面座談会】PC選定の課題は? 担当者にリアルな声を聞いてみたPC選定裏サミット

PC選定における担当者の本音とは? 現役担当者を集めた覆面座談会の様子から、表舞台では語られない「ぶっちゃけ話」を聞いた。

PR/ITmedia
» 2026年04月28日 10時00分 公開
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 企業におけるPC選定は、今や単なる事務用品の調達ではない。戦略的なIT投資の一環だ。サイバー攻撃の高度化やハイブリッドワークの定着、求められる運用の効率化、急速に押し寄せる「AI PC」の実装。企業のPC選定を担う情報システム(以下、情シス)部門には、コスト最適化と最新テクノロジー活用を両立させるという、難易度の高いかじ取りが求められている。

 PC選定の最前線に立つ企業の担当者たちは、どのような課題を抱えているのか。ITmedia NEWS編集部と日本HPは、PC選定担当者を集めた「覆面座談会」を実施。ユーザーからの切実な要望や予算承認の壁、インシデントによって得られた教訓など、表舞台では語られない「ぶっちゃけ話」を聞いた。

 モデレーターは、日本HPのテレビCMなどに出演する俳優の二宮芽生さん。情報番組やレポーター経験で培った聞く力と、海外経験で培った柔軟な視点を生かし、企業のITの現場を外からの視点で聞いてもらった。

photo (左から)吉田(ITmedia NEWS 編集部員)、山田さん、二宮芽生さん、鈴木さん、田中さん

参加者プロフィール(仮名)

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山田さん
製造業の情シス部門に所属。今回はオンラインで参加。


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鈴木さん
金融系の企業に勤務。ユーザーの立場からPC選定プロジェクトに参加していた。


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田中さん
クリエイティブ系の企業のプロダクトオペレーションチームに所属。


ユーザーの要望と予算を両立させる難しさ

二宮さん: 本日はよろしくお願いします。私自身、今回の座談会を通して勉強したいと思っています。最初に編集部の吉田さん、PC選定の現状を教えてください。

吉田: アイティメディアが2026年2月に実施した調査によると、ビジネスPCで重視する要素(複数回答可)の1位は「処理速度」(72.1%)でした。次いで「メモリ容量」(65.3%)、「バッテリー持続時間」(62.8%)、「可搬性(サイズ、重さ)」(61.6%)と続きます。

 2025年に実施した別の調査で1台当たりの予算を情シスに尋ねたところ、「9万円以下」が最も多く37.0%。以降は「10万〜14万円」(28.0%)、「15万〜19万円」(16.0%)と続きました。20万円以下の合計は81.0%になり、多くの企業が20万円以下の予算を想定していることが分かりました。

二宮さん: この調査結果を皆さんはどのように受け止めますか。PCのスペックと予算の兼ね合いなどに課題はあるのでしょうか。

鈴木さん: 以前、営業部門に所属していたときにリモートPCの選定に携わりました。業務内容的にセキュリティが厳しく、仮想空間で業務を行うため、本体のスペックはそれほど求められませんでした。ただ、「10万円未満で一括計上したい」という会計処理上の要望と、ユーザーの希望だった「持ち運びしやすい軽さ」を両立させるのに苦労しました。

山田さん: 私たちは、開発でCADを扱う部署などの要件に合わせて製品を選んでいます。USBポートの多さやデュアルディスプレイ対応などの拡張性を重視する場合もありますね。

田中さん: アンケートの結果には共感します。ただ近年はメモリなどのパーツ価格の高騰や円安の影響もあって、1台当たりの予算を20万円以内に抑えるのが難しくなっています。当社は業種柄か高いスペックのPCを求める人が多く、予算の確保には苦労しています。

 コードを書く人、動画やグラフィックスを扱う人、大量の資料をまとめる人などPCの用途が幅広いため、一つの機種で全てのニーズを満たすのは不可能です。ただ共通しているのは「1キロを超えると重い」と言われることです。バッテリー持続時間の長さと可搬性に対する要求は非常に多いです。私たちとしては予算を20万円以下に抑えたいのですが、従業員の要求通りのスペックにすると100万円を超えてしまうこともあって、PC選定には苦戦しています。

吉田: そうしたマシンのバリエーションは、従業員が選べるようにしているのですか。

田中さん: はい。標準スペックのPCをベースに、要望に応じて個別に調整しています。実は当社はHPさんのPCを使っています。標準はメモリ16GB、ストレージ512GB程度ですが、データはセキュリティの観点からローカルに置かない運用にしているため、ストレージ容量にはそこまでこだわっていません。

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鈴木さん: 私たちも「1キロのハードル」を痛感しました。先のリモートPCの選定では、予算と供給量の兼ね合いから、あるメーカーのPCを導入しました。ただ、1キロを超える重さや専用ACアダプター、Type-C非対応といった点に使いにくさを感じた従業員が多かったようです。そのため、直近のリプレースでは「1キロを切ること」を絶対条件にしました。

 私たちの業種柄、社内で動画作成などを行う人はほとんどいません。主な用途は「Microsoft Outlook」「Microsoft Excel」「Microsoft Word」の使用です。そのため、ハードウェアスペックに対する不満はあまり出ないですね。

二宮さん: 私も台本や映像の確認にPCを使いますが、軽い方が持ち運びしやすくて助かりますよね。最近は台本をデータでもらうことも多いので、PCを選ぶ際は軽さを重視しました。

過去に経験したインシデントの教訓

吉田: セキュリティやインシデントの対策についてはどうでしょうか。

田中さん: 当社は海外にも拠点がありますが、盗難の多さが懸念事項です。そのため、MDM(モバイルデバイス管理)を幾重にも重ねて、盗難の被害に遭ってもPCを起動させずに追跡できる体制を整えています。

鈴木さん: ある従業員がカフェで作業していて、背後から画面をのぞき見される“ショルダーハッキング”のインシデントが起きたことがあります。それ以降、カフェや電車内での作業が厳しく制限され、現在は自宅か会社指定のサテライトオフィスのみで業務をするというルールになっています。

二宮さん: 最近はカフェや新幹線などで仕事をする人も増えているので、ショルダーハッキングの被害は人ごとではないですよね。

山田さん: 当社ものぞき見防止パネルの支給をルール化しています。多要素認証(MFA)を導入して、パスワードが漏えいしても二次認証なしでは入り込めない仕組みを強化しています。ただ、のぞき見防止パネルを配布しても、本当に使ってくれるのかはユーザーのモラルに関係するので徹底させるのは難しいですよね。

セキュリティ対策を強化するには

 HPのビジネスPCは、内蔵型プライバシースクリーン「HP Sure View」※1に対応しています。ワンタッチ操作で画面の視野角を制限し、横や斜め方向からののぞき見を効果的に防止します。物理的なプライバシーフィルターを使用することなく、正面のユーザーには画面を明瞭に表示可能。さらに、AIによるのぞき見検知機能「HP Privacy Alert」と併用することで、周囲の視線を検知し自動で画面を保護します。移動中や外出先でも、安心して業務に集中できる環境を提供します。

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 盗難や紛失リスクに対しては「HP Protect and Trace with Wolf Connect」※2を用意しています。PCの電源が入っていなくても、PCの現在地をリアルタイムで探索してPCのロックや、NIST(米国国立標準技術研究所)が定めるレベルでデータを消去できます。現在地の探索は80以上の国と地域に対応しています。

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※1 HP Sure Viewはオプション機能です(購入時に対応モデルを選択した場合のみ利用可能)。
※2 HP Protect and Trace with Wolf Connectは、対応モデル向けのオプション機能です。利用可否は国・地域によって異なります。

二宮さん: 機器の買い替えタイミングは何を基準にしていますか。

鈴木さん: 当社は、家電量販店の法人部門を通じてPCを導入しています。その量販店の保証期間である3年ごとにPCを入れ替えています。

田中さん: 当社も基本は3〜4年周期です。PCの拡張保証契約が切れるタイミングに合わせてリプレースしています。

山田さん: 私たちはハードウェアの耐用年数を目安に5年周期が基本です。

AI PCへの期待 NPUがもたらす「真のメリット」

二宮さん: 最近はAI PCという言葉を耳にするようになりました。AI PCの登場は、PC選定に影響していますか。

田中さん: 当社は試験的にAI PCを導入しました。ローカルでAIを動かすシーンがまだ少ないため、ユーザーからのニーズはほとんど上がっていません。ローカルで動くアプリケーションが増えれば状況は変わるかと思います。AI処理はバッテリー消費や発熱にも影響するため、そのバランスも気になりますね。

二宮さん: 実は、私がCMに出演しているHPから、1キロを切るAI PCが間もなく登場します。AI PCのメリットとして実感しやすいのは「バッテリーの持ち」です。背景ぼかしなどのAI処理をCPUやGPUではなく電力効率の良いNPUに任せることで、バッテリーが長持ちするようになります。

PCメーカーに言いたい! 情シスからの要望

二宮さん: 業務においてさまざまな課題があることが分かりました。今後、PCメーカーに期待することはありますか。

田中さん: メーカーにお願いしたいことは「修理のしやすさ」ですね。管理台数が多いと故障時の対応スピードは非常に重要です。

山田さん: 急な増員時に同じモデルを即座に確保できる安定供給を期待しています。また、代替機が翌日には届くような迅速なサポート体制も欠かせないですね。

二宮さん: ありがとうございます。皆さんの業務におけるこだわりをお聞かせください。

photo 二宮芽生(にのみや めう)さん
沖縄県出身。聖心女子大卒。俳優のほか、情報番組のレポーター、MC、ナレーターとして幅広く活動。映画『千年の糸姫』でアジア国際映画祭新人女優賞を受賞し、YouTubeで1億回再生を超える『TOKYOBON』にも出演。近年はショートドラマやCMなど映像作品にも積極的に参加し、表現の幅を広げている。

田中さん: 私自身がとにかく新しいもの好きです。新しい情報はできるだけ仕入れて、周囲に展開するように心掛けています。「新しいもの」という観点では、例えばチップメーカーについても柔軟に選定しようと心掛けています。特にAI PCという観点では、各チップメーカーさんも切磋琢磨しているので興味深いです。踏まえて、使用する従業員にとって良いもの、という観点を重視することが私の軸ですかね。

鈴木さん: PCの選定において掲げていたのは、PCを導入して終わりではなくてユーザーに使われるものを選びたい。というものでした。その中で出てきたのが、「軽さ」や「バッテリーの持続時間」でした。これからもユーザーの声に真摯(しんし)に耳を傾けたいですね。

田中さん: 私も皆さんと同じようなことですが、業務効率を最大化できる「拡張性」など、ユーザーが必要としている環境を提供することです。

二宮さん: 本日はありがとうございました。

ノートPCだけじゃない、HPの新しい法人向けAI PC
「HP EliteBoard G1a Next Gen AI PC」

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 HP EliteBoard G1a Next Gen AI PCは、キーボードとPC本体を一体化した、これまでにないフォームファクターの法人向けデスクトップAI PCです。外付けディスプレイとマウスを接続するだけで、自分の業務環境をすぐに立ち上げることができます。

 CPUにはAMD Ryzen AI 300シリーズを搭載し、最大50TOPSのNPU性能によって要約や生成、検索、会議支援といったAI処理をローカルで高速・安全に実行可能です。Copilot+ PCとして、クラウドに依存しないAI活用を実現します。

 筐体はフルサイズキーボード形状で、PC本体を机上から排除できる省スペース設計が特徴。フリーアドレスオフィスや受付、拠点間を移動するハイブリッドワークでも、ディスプレイがある環境なら同一の作業環境を再現できます。

 通信・接続はUSB Type-C(USB4)中心の構成で、対応ディスプレイとはケーブル1本で映像出力と給電が可能。メモリは最大64GB、ストレージは最大2TBまで構成でき、業務要件に応じた柔軟なカスタマイズにも対応します。

 OSは「Windows 11 Pro」を採用し、「HP Wolf Security for Business※3」による多層防御をはじめ、法人利用を前提としたセキュリティ、管理機能も備えています。設置性、可搬性、AI性能を両立した、新しい選択肢になるAI PCです。

※3 HP Wolf Security for Businessは無償版と有償オプションがあるため、要件に応じて適切な構成を選択する必要があります。

photo 二宮芽生さんが出演している日本HPのテレビCMはこちら

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提供:株式会社日本HP
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2026年5月27日

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