News:ニュース速報 2000年12月22日 08:19 更新

ミノルタ,ホログラム利用の眼鏡型ディスプレイを開発中

 ミノルタはこのほど,同社が開発中のウェアラブルディスプレイが光学技術の国際学会で最優秀論文賞に選ばれたと発表した。

 ミノルタが開発しているのは「グラフィックシースルーブラウザ」と呼ばれる眼鏡タイプのディスプレイ。ホログラフィック光学素子を応用することで,実視界を妨げずに実空間上に映像を浮かび上がらせることが可能という。全体の重量が25グラムと軽い上,ハーフミラーでで映像を反射させるタイプと異なり,視界の光量を落とさずに液晶画面を投影できる点が特徴としている。

 現在は開発段階だが,将来はTVや携帯端末,ウェアラブルコンピュータのディスプレイなどさまざまな用途が考えられるとしている。

 受賞したのは,応用物理学会日本光学会が主催する「Conference on Optical Design and Fabrication」で発表した論文「Actually wearable see-through display using HOE」。最優秀論文1本に与えられる「Best Paper Award」に選ばれた。

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