News:ニュース速報 2001年1月16日 07:51 更新

ローランドとヤマハがMIDIフォーマット乗り入れで合意,GSとXGの互換性高める

ローランドとヤマハは1月16日,MIDI機器間のデータ互換性向上を図り,両社のMIDIデータ規格を相互乗り入れ実現に向け協力すると発表した。

 ローランドの「GS」,ヤマハの「XG」の両フォーマットをオープンにし,両社のMIDI機器とソフトで相互乗り入れを目指す。また1998年に制定された「GMレベル2」を積極的にサポートし,今後はGMレベル2とGS,XGの3フォーマットをカバーする機器とソフトの開発を行っていく。

 電子楽器制御用の国際標準規格であるMIDIは,プロ用シンセサイザーやコンシューマ用音源モジュール,業務用カラオケ機器など多方面で利用されている。だが大手2社のフォーマットに互換性がなかった上,GMレベル2の登場で3種類のフォーマットが登場,市場を混乱させていた。両社は昨年から協議を重ね,3フォーマットをすべてサポートする製品の開発を行うことで合意にいたった。両社によるフォーマットの開発・提案も話し合ったが,従来の資産が無駄になるとして見送ったという。

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