News:速報 | 2001年1月31日 03:32 更新 |
クアルコムは1月31日,同社のCDMA方式を採用する携帯電話向けアプリケーションの開発を加速させるため,オープンなプラットフォーム「BREW」を開発し,そのSDKを5月から開発者向けに無償提供していくことを世界同時発表した。
BREWは,認証されたC/C++のバイナリコードをダイナミックにダウンロードできるアプリケーション動作環境。クアルコムがASIC化して端末機メーカーに提供する。PC向けOSやJava VMの縮小版とは異なり,初めから携帯電話のために開発された軽量プラットフォームだ。なお,BREW上でJava VMもサポートされるため,ユーザーはJavaアプリケーションも利用できるという。
auサービスを展開するKDDIの小野寺正副社長は,「アプリケーション開発が加速され,新しいサービスを迅速に提供できるようになる。iモードに対抗する大きなアドバンテージ。年内にBREW搭載の端末機を投入したい」と話す。
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