News:ニュース速報 | 2001年1月31日 07:36 更新 |
ドリームキャストの製造中止と家庭用ゲーム機ハードからの撤退を発表したセガは1月31日,同社Webサイト上に「SEGAを応援してくださるみなさんへ」と題したユーザー向けメッセージを掲載した。
メッセージは6ページにわたる。まず「本日,SEGAは大きな決断をしました」とドリキャス製造中止とその理由を説明。その上で,今後はあらゆるプラットフォーム向けにコンテンツ資産を提供,さらにドリキャスアーキテクチャーをライセンス提供していく方針を改めて表明し,「この決断によってSEGAの精神は生き続けることができ,SEGAという“DNA”はさまざまなプラットフォームを介して,今まで以上に広く大きく世界中にに拡がっていく」と理解を求めた。
また在庫については,「1台でも多くのドリームキャストをお客様のお手元に届けできるよう積極的な施策を展開していく」という。ユーザーが購入したドリームキャスト本体については,ネットワーク接続機能は今後も利用でき,また製造中止後も6年間はパーツを保存し,修理も受け付けるとしている。
さらにメッセージでは,プレイステーション2やゲームボーイアドバンスにソフトを供給する計画を具体的なタイトル名を挙げて説明した上で,「SEGAが『世界一のコンテンツプロバイダー』としてコンテンツ事業に特化していく以上,SEGAは他社プラットフォームの趨勢を左右するくらいの“本気”でそのすべてに取り組んでいきます」と“リベンジ”を宣言した。
メッセージの最後で,セガは「今回の決断を機に,SEGAを支えていただいているみなさまの声をもっと真しに聞かせていただき,みなさんの声を経営に反映させていきたい」として入力フォームを用意し,ユーザーの意見を募っている。
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「SEGAを応援してくださるみなさんへ」
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