News：ニュース速報 2001年3月5日　07:32 更新

富士通，カーナビ向けジオメトリエンジン搭載グラフィックチップを開発

　富士通は3月5日，カーナビゲーションシステムやアミューズメント機器向けのグラフィックディスプレイコントローラーLSI「MB86291」「MB86292」を製品化したと発表した。

　座標変換を行うジオメトリエンジンを搭載したほか，ビデオキャプチャー機能により，TV映像とカーナビ画像を同一画面に表示できるようにした。またメモリも1チップ化したためメモリアクセスを高速化した。高品質な3Dグラフィック処理機能を保ちつつ，同社従来製品と比べ3.7倍の処理スピードを実現したという。シェア6割獲得を見込むカーナビ分野に加え，デジタルAV機器や携帯端末向けにも売り込んでいく。

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