News:ニュース速報 2001年3月6日 07:50 更新

日本IBM,視覚障害者向け文書作成支援ソフトを開発

 日本アイ・ビー・エムは3月6日,視覚障害者がPCで文書を作成する作業を支援するソフト「IReader」を開発したと発表した。評価実験を4月に始める。

 学習研究社が協力して開発した。日本語で文章を作成する際,入力したかな文字を日本語変換システムで漢字変換する必要がある。支援ソフトは変換候補を音声で読み上げてくれるが,従来は「記者」を「記録のキ,学者のシャ」などと漢字の意味を読み上げていたため,漢字の知識がないと判断できないという難点があった。新開発したソフトでは,学研の辞書をデータとして活用し,「記者」を「記事を書いたり編集したりする人」などと熟語の意味を読み上げるようにし,漢字を知らなくても判断しやすくした。

関連リンク
▼ プレスリリース

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.