News:ニュース速報 | 2001年3月7日 05:09 更新 |
NTT-MEは3月7日,大東京火災海上保険が発注した「モバイル営業支援システム」の開発プロジェクトをスタートしたと発表した。同システムではNTTドコモとパームコンピューティングが共同開発したDoPa対応Palm機を採用,モバイルネットワークと社内イントラネットと統合し,営業マンが出先で各種情報を閲覧できるようにする。システムは4月に稼働を始める予定。
大東京が4月に千代田火災海上保険と合併して設立される新会社「あいおい損害保険」のスタートに合わせて構築する。国内代理店約5万店にワイヤレス通信対応Palmとネットワーク環境を提供し,NTTドコモのパケット通信網・DoPaを利用して社内イントラネットに接続。自動車保険料の試算や最新の保険情報閲覧,契約情報の照会などを出先でもできるようにする。
保険料試算アプリケーションなどの開発は野村総合研究所が担当,NTT-MEは端末提供からインテグレーション,サポートまで総合的に手がける。
採用される端末は,NTTドコモとパームが共同開発したワイヤレス通信対応Palm機。Palm OS搭載PDAにDoPa通信モジュールを内蔵したものだ。パームの「Web Clipping」を採用したため,パケットデータや通信時間を削減できるという。現時点でNTTドコモとパームは同製品について正式発表していないが,4月のシステムスタート時には,ある程度の端末数を確保できるという。
NTT-MEでは今後,企業向けにモバイルシステム構築事業を拡大する。またコンシューマー向けにも,ポータルサイトやコンテンツプロバイダー,ソフト会社,周辺機器メーカーなどと提携し,パーム向けポータルサイトやネット対戦ゲームサービスといったモバイルサービスの展開を計画している。
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