News:ニュース速報 | 2001年3月14日 03:01 更新 |
講談社,小学館,富士ゼロックス,そしてマイクロソフトの4社は3月14日,電子出版サービスを提供する新会社「コンテンツ・ワークス」を設立した。富士ゼロックスの「BookPark」をもとに,コンシューマーとビジネスの両面でオン・デマンド出版のサービスを提供,2005年には5億円の売り上げを目指す。
コンテンツ・ワークスの資本金は2億円。出資比率は講談社,小学館,富士ゼロックスがそれぞれ30%,マイクロソフトが10%となっている。富士ゼロックスが1997年から提供しているBookParkを移管し,3月15日に営業を開始する。これまで中心となっていた学術系・ビジネス系コンテンツに加え,文芸・歴史,コミック,ゲームなどのエンターテイメント分野にもコンテンツを広げる予定だ。
併せて,企業向けのサービス「Info D」を新たに開始する。BookParkで構築したコンテンツ・マネジメントシステムを中心として,企業内コンテンツの効率的なサプライチェーンマネジメントをASPとして提供するのが目的。2003年で約10億の売り上げを見込んでいる。
今後は,マイクロソフトの.NETフレームワークとマルチメディア関連技術を積極的に採用し,将来的にはPocket PCへの電子書籍配信にも着手する予定だという。
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