News：ニュース速報 2001年3月15日　04:38 更新

MRプロジェクトの研究成果発表会「MiRai-01」開催

　エム・アール・システム研究所は3月15日，パシフィコ横浜でMR（Mixed Reality）技術の研究成果を発表するイベント「MiRai-01」を開催した。MRは，VR（Virtual Reality）と現実世界を，継ぎ目なく融合させる技術。実写映像とCGを組み合わせることにより，新しい表現や体験を可能にする。

　イベントには，1997年1月より推進されてきた「MRプロジェクト」の研究成果を実際に体験できる展示スペースのほか，各種カンファレンスが用意されている。（上の写真は，仮想空間にあるキューブを実写映像と組み合わせ，操作しているところ。手の動きはワイヤーを通じて伝わる仕組みだ）。

　MRプロジェクトは，エム・アール・システム研究所を推進母体として，東京大学，筑波大学，北海道大学との共同体制で実施された基盤技術研究プロジェクト。プレスイベントで挨拶に立った東京大学の廣瀬通孝氏は，「MRの研究が進まなければ，VRはかつての人工知能と同じように単なるオモチャで終わっていただろう。現実世界の複雑な情報を取り込んで，初めて実際の役に立つアプリケーションが構築できる」と話した。

[ITmedia]

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