News:ニュース速報 | 2001年3月16日 08:05 更新 |
アダプテックジャパンはこのほど,2000年におけるインタフェース別周辺機器国内出荷実績について調べた結果を公表した。SCSIのニーズは健在で,「多くのユーザーは今もなお必要としている」という。
調査はテクノ・システム・リサーチの協力で実施した。それによると,周辺機器全体ではUSB対応製品の伸びが顕著ながら,従来のSCSIとATAも前年と変わらずに安定している。機器別でみると,CD-R/RWドライブはUSBタイプが大きく成長。次いでSCSIタイプが伸びた。HDDはSCSIとATAが二分。「USB1.1は転送速度が遅く,USB接続のHDDは一部のメーカーからしか出荷されていない」(同社)。
調査は,IEEE 1394など新規格のインタフェース対応製品が成長する中,デスクトップPC市場でのSCSI機器のニーズを探るために実施したという。同社は「今回の調査でSCSIのニーズは従来と変わらず,多くのユーザーはSCSIの性能と信頼性を必要としていることが明らかになった」と結論している。「SCSIとの性能差を知らず,簡易性が強調されるUSB接続のCD-R/RWドライブを購入した後,期待した性能が得られず,アダプテックのテクニカルサポートに不満を寄せるユーザーもいる。SCSIによって受けられるはずの利益を,十分な理解がないため享受できないユーザーがいることは残念だ」(同社)。
ただ新インタフェースにはSCSIにないメリットもあるため,IEEE 1394インタフェースカードやUSB対応製品も市場に投入していくとしている。関連リンク
アダプテックジャパン
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