News:ニュース速報 | 2001年3月22日 05:29 更新 |
日本アイ・ビー・エム(IBM)は3月22日,PCの消費電力低減に向けた共同開発プロジェクトをスタートすると発表した。プロジェクトには関西電力と東京電力,三洋電機,松下電池工業が参加する。
共同プロジェクトでは,(1)電力需要のピーク時間帯に自動的にバッテリー駆動を開始する「ピークシフト・コントロール・プログラム」を利用した使用電力の平均化,(2)繰り返し充放電しても長期間高い性能を保つ充電池の開発,(3)ノートPCの省電力技術をデスクトップPCなどにも適用することで総電力量を抑える──などを重点的に研究する。ピークシフト・コントロールはまず日本IBMの企業向けThinkPadに搭載していく予定。
背景には企業内でのPC利用が広がり,消費電力量が無視できない規模にふくれあがってる現状がある。IBM初のノートPC「PS/55note」リリース以来10年を迎えたのを機に,電源管理技術や実装技術,環境対応など蓄積してきたノウハウや技術の活用に取り組んでいくとしている。
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