News:ニュース速報 2001年3月23日 07:54 更新

ルートや東工大など,無線LANを利用した屋外公衆通信サービスの実証に成功

 ルートはこのほど,無線LANを利用した屋外公衆通信サービスの実証実験に成功したと発表した。

 実験は,九州システム情報技術研究所と東京工業大,京都大,トランス・ニュー・テクノロジーとの共同。安価な無線LAN装置を使って,ノートPCやPDAで最高11Mbpsでのワイヤレスインターネットアクセスを実現する。実験は,福岡市内に3カ所の基地局を設置して行われた。基地局間を移動しながら,ノートPCで動画や音楽コンテンツにアクセスできたという。

 新開発の認証・セキュリティシステムにより公衆サービスながら安全なアクセスを提供できるという。また移動プロトコルと高速ハンドオーバー技術も新規に開発し,基地局間を移動してもアプリケーションが切断されることはないとしている。

 共同グループでは今後,IP電話などのアプリケーションについて実証実験を行っていく。

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