News:ニュース速報 2001年3月23日 03:48 更新

シャープがJava対応に本腰,ザウルスや家庭用電話機にも

 シャープが通信端末のJava対応に本腰を入れる。同社は3月23日,ザウルスを始めとするPDAにJavaを採用することを発表した。まず第1弾として,ザウルス「MI-E1」向けにPersonalJava実行環境を発売する。

 同社は「JavaをPDAソフトウェア世界戦略の軸と位置付ける」としており,欧米への同社PDA普及に向けてアプリケーションをJavaで統一,プラットフォームOSにかかわらず動作するようにする。同社は海外向けザウルスのOSにLinuxを採用することを明らかにしており,Javaを採用することでそれぞれOSが異なるザウルス間でもソフトを実行できる環境をつくる。また今後は家庭用FAXやコードレス電話機にもJava搭載を進める計画。Javaを軸にしたホームネットワーク構築も視野に入れている。

 まずデベロッパー向けに,MI-E1用Java実行環境を4月4日に発売する。同社ISP「スペースタウン」でのネット販売のみで,3000円。PersonalJava 1.1.3準拠のJavaプログラムを実行できる。MI-E1で動作させるためには16Mバイト以上のコンパクトフラッシュが必要。PCの対応OSはWindows 95/98/2000。Javaソフトのラインアップが整い次第,実行環境とソフトを一般ユーザーにも提供していく考えだ。

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