News:ニュース速報 2001年3月26日 06:17 更新

オムロンソフトとデジタルアクト,ザウルスとPHSで動画をリアルタイム表示

 オムロンソフトウェアとデジタルアクトは3月26日,シャープのPDA「ザウルス」とPHSを利用して動画をリアルタイムに伝送・表示するシステムを開発したと発表した。

 遠隔地に設けた専用動画電送ユニットで動画を圧縮して送信。ユーザーはPHSとザウルスを使ってデータを受信し,リアルタイムに動画を表示させることができるシステム。動画CODECにはデジタルアクトが開発した独自方式を採用。アルゴリズムがシンプルなため,PDAでもリアルタイム性を保ったままデコードが可能だという。伝送できるのは音声のみ。64Kbpsで伝送する場合,213×120ピクセルの1フレームを約1Kバイトに圧縮し,毎秒3〜4フレームで伝送できるとしている。今後はデジタルアクトが開発中の次世代動画CODEC「DAvid」に対応させるほか,PocketPCやPalm OSへも対応,音声データとの組み合わせなどを追加していく予定。

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