News:ニュース速報 | 2001年3月27日 08:39 更新 |
IT専門調査会社IDC Japanは3月27日,2000年における国内サーバ市場の実績をまとめた。出荷台数は前年比19.8%増の39万台だったが,出荷金額は7.2%減の1兆1050億円と伸び悩んだ。
PCサーバやUNIXサーバのエントリー機で出荷台数の伸びが顕著だったが,単価の低下で金額は伸びなかった。またメインフレームの市場縮小傾向が続く一方で,UNIXサーバの高機能化や高可用性機の普及も見られ,「顧客ニーズが高機能汎用サーバと低価格専用サーバに分かれる前兆」と分析している。
今後は企業のIT投資需要や携帯向けコンテンツサービスの成長など,サーバ需要にとって好材料はあるものの,経済状況の悪化で市場の停滞・縮小傾向が現れると見ている。2001年は台数が微増,金額は引き続き減少すると予測している。
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IDC Japan
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