News:ニュース速報 2001年4月2日 08:32 更新

Webポイント制度「beenz」が日本語サービス停止

 米beenz.comの日本法人・ビーンズ・ドット・コム・ジャパンは,4月20日で日本語サービスを停止すると発表した。既に一部のサービスは3月30日に終了している。beenzは世界中のサイトで利用できるポイント制度。日本では昨年6月にスタートしたが,ネットバブル崩壊でわずか9カ月でサービス停止に追い込まれた。

 同社によると,日本語サービス停止は「米国本社の世界統合計画決定の一環」。世界的なネット不況の影響で,複数の国のサイトをグローバルネットワークに統合することになり,日本語サイトもその一つに選ばれたという。

 今まで貯めたbeenzはそのまま利用できる。日本語サイトもそのまま存続するが,新規会員登録やサポートなどは英語のみ。日本語での質問受付も4月20日までとなる。

 beenzは,オンラインショッピングやアンケートへの回答などに応じて与えられるポイント制度。世界中の加盟サイトで利用できるのが特徴としており,「アンケートへの回答にbeenzを提供することで回答率が上がる。Webを通じたマーケティングを効果的に行える」(米本社CEOのCohen氏)などとしていた。

 日本語サービス開始当時,コミュニティサービスのガイアックスや外資系転職情報サイトのアジアネットなど10社がbeenz採用を表明していた。日本法人は米本社とソフトバンク・イーコマース,光通信,日本オラクルが合計3億円を出資して設立。設立時の社長は今年2月,インスパイアのCOOに就任していた。

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▼ beenz.com

[ITmedia]

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