News:ニュース速報 2001年4月3日 05:36 更新

日立とST,「SuperH」コア開発で新会社設立

 日立製作所とST Microelectronicsは4月2日,RISCプロセッサ「SuperH」コアの開発ならびにライセンス供与を行う合弁会社「SuperH,Inc.」を設立すると発表した。本社は米カリフォルニア州サンノゼに置く。資本金ならびに出資比率は非公開。新会社では,「SH-4」のライセンスビジネスを行うほか,64ビット版の「SH-5」と次世代型の「SH-6」「SH-7」の開発に取り組む。なおSH-5は,2001年下半期にライセンス供与を開始する予定だ。

 日立とSTは1997年の提携以来,SH-5の開発に共同で取り組んでいる。2000年10月にはMicroprocessor Forumで初の製品を発表,SH-6とSH-7の共同開発も表明した。SuperH,Inc.のCEO(最高経営責任者)に就任する日立の木原利昌氏(元マイコン・ASIC本部長)は新会社設立の理由について,「積極的な提携戦略を推進するのが目的。日立だけではカバーできない分野もある。アライアンスパートナーを拡大することでSoC(System on Chip)市場において,デファクトスタンダードを目指す」と語った。

[ITmedia]

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