News:ニュース速報 2001年4月5日 05:44 更新

システムを破壊する強力ウイルス「W32.Magistr.24876@mm」に注意

 シマンテックは4月5日,新種のコンピュータウイルス「W32.Magistr.24876@mm」が「感染力と破壊力がきわめて大きい」として警告した。

 同ウイルスは電子メールとネットワークを通じて感染被害を広げるワーム型ウイルス。感染すると,ハードディスクの上書きやCMOSの消去,BIOSのフラッシュを行い,最悪の場合はシステムが起動しなくなる。DLLを除くすべてのWindows PEファイルに感染し,発病するとWindowsのアドレスブックファイルとOutlook Expressの送信済みフォルダ内のメールアドレスを使用してメールを送りつける。メールには2つのファイルが添付され,メール件名と本文はランダムに作成されたものとなる。

 同ウイルスは3月13日に発見された。一度発病すると,症状が無限に繰り返される上,感染後3カ月すると感染ファイルが削除されてしまう。シマンテックは同ウイルスの危険度を「4」に上げた。

 「Norton AntiVirus」用の定義ファイルは3月13日付で公開済み。

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